総務省のホームページに、通信利用動向調査が掲載されています。前回の記事に続き、平成29年調査(平成30年公表)の統計調査データの中身を順に考察していきます。
〇インターネットの利用目的・用途
1番多いのは、電子メールの送受信になっています。いまや、電話よりも電子メールの方が多いという方も多いのではないでしょうか。特に、ビジネスや商取引ですと、電子メールでの連絡が圧倒的に多いのではと思います。
2番目に多いのは、天気予報(無料のもの)の利用でした。毎日、出かける前や洗濯の前に確認するのでしょう。日々のことですから、ルーティーンになってる方もいらっしゃるのではと思います。
3番目に多いのは、地図・交通情報の提供サービス(無料のもの)です。これは、いまや多くの方の必需になっていそうです。特に、毎日の通勤通学ではなく、知らない場所に出張したり遊びに行く場合に便利です。以前は、周りの知っている人に聞いて知らない場所に行っていたものですが、最近は、インターネットで検索することにより複数の経路を提示してくれます。時刻はもちろん、電車であれば何番線に発着するかも提示されるので、都会で多くの列車が乗り入れている大きな駅ではとても便利です。出かける前の日からシミュレーションもできますので、無駄のない失敗が少ない乗降ができるようになりました。
4番目は、ニュースサイトの利用です。テレビや新聞のように万人向けのコンテンツではなく、自分が見たい記事を設定して表示させることもできるので便利です。気になったニュースをいつでも検索できるというのも利用が多い要因でしょう。
5番目は、無料通話アプリやボイスチャットの利用です。無料通話アプリとは、ご存知の通りインターネットのデータ通信を使って通話するもので、一般的な電話料金はかかりません。ただ、一般的な電話料金がかからないだけで、データ通信料金はかかることになります。ですから、料金のバランスを見て使う必要があります。よく使われているアプリ「LINE」だと、通常はメッセージのやり取りを行い、同じ画面から必要に応じてすぐに電話をかけられるので便利です。
6番目は、ソーシャルネットワーキングサービスの利用です。ソーシャルネットワーキングサービス:SNSは、インターネット上で人と人の繋がりを促進するサービスで、Facebook、Twitter、Instagram、LINE、などが有名です。特に最近は、人と人の繋がりだけでなく企業も繋がるようになってきており、商業的利用でも注目を浴びています。今後の動向に注目です。
次回に続きます。