5月病だけじゃない!?

サラリーマン/会社員でも、五月病という言葉をよく聞きます。特に、新入社員が入ってきた部署では、冗談交じりでそういった言葉を交わすことも多いかと思います。新入社員や新入生(特に大学生)に見られる、新しい環境に慣れることが出来ない場合の精神的な症状です。新しい環境に慣れることが出来ないということなので、サラリーマン/会社員にとっては、新入社員に限らず転勤や昇格などの異動や家族・親族との同居・別居なども含まれます。

要は、4月から生活環境が変わり、会社やプライベートの環境変化に適応できない状態の中でも4月中はモチベーションや緊張が続いていたものの、ゴールデンウィークの長い休み中にモチベーションや緊張が途切れてしまって会社に行く気が無くなるなどの要因から、よく分からない身体や心の不調が起こってしまうことになります。朝早く目覚めてしまう、食欲がわかない、やる気が出ない、他人とあったり話したりするのが億劫だ、などの症状が出ます。

五月病になってしまうのは、真面目な方、あるいは張り切っている方に多いと言われています。つまり、きっちりと仕事をしよう、頑張って成果を出そうとしようとするにもかかわらず、新しい環境ではなかなか全てうまくいくとは限りません。ですから、焦ったり自分を自分で追い込んだりせずに余裕をもって仕事をすることや、気分を切り替えることも大切です。

さて、色々と調べてみると、五月病だけではなく、六月病、七月病、九月病など、いろいろな季節病があるようです(笑)。本当がどうかはわかりませんが、新しい環境になれることができないという意味であれば、あらゆる月にそのような可能性があるわけで、納得も行きます。

〇六月病=五月で仕事に慣れてきたものの、実際の仕事の厳しさに直面して、失望してします。梅雨のジメジメした天候も気分を下げる。
〇七月病=長引く梅雨で気分がすぐれず、また、6月・7月と休みが少ないなかで八月の長期休暇が待ちきれずに気力が持たない。
〇九月病=お盆休みなと長い休みが終わった後に起こります。夏の疲れが解消されずに疲労が出始めるころであり体調不良も起因します。

このように見てみると、仕事や生活の環境が変わり、また季節の変動で体調にダメージを受けること等が重なると、適応障害が発生するということですね。そして、〇月病というのは、一般的にそのような症状が出やすい季節の特徴を上げていることになります。ですので、会社員/サラリーマンとしては、何か気分が優れないとか体調が思わしくないといった場合には、メディアやネットで調べて自分が対応するようなことが無いかを調べたり、あるいは、適応障害で自分に当てはまることがないかを調べて、自分が出来る範囲の対応をする。それでも、改善しない場合は病院で診察を受ける、といったことをすればよいと思います。

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