あなたは今、やりたい仕事をしていますか?あなたの今の仕事は、やりたい仕事につながっていますか?あなたの仕事がそのどちらかであれば、それは素晴らしいことです。毎日やりたいことができていれば、多少辛いことがあっても乗り越えていきやすいことでしょう。
また、やりたい仕事があるけれども、まだそれをできていないのかもしれません。この場合、あなたは種々の事情で諦めるてしまうのか、いつかそれをやるための準備をするのか、いま思い切って仕事を変わるのか、あなた自身がきっちりと判断すれば良いのです。それさえ出来れば、いまやりたい仕事をできていなくても、後悔することは少ないように思います。
ところが、やりたい仕事がないことも結構あるのではないでしょうか。この場合、その仕事がそんなに辛くなかったり、それなりに収入が得られているのであれば問題はありません。しかし、いつも残業で遅くなって疲れ果てたり、思ったように収入が得られないようであれば、果たしてこの仕事を続けて良いのか、また一度辞めて他を探そうかと悩みます。でも、これはなかなか答えが見つかりません。やりたい仕事そのものが無いのですから、収入や勤務時間などの条件があまり変わらなければ、判断がつかないわけです。
こうした場合には、具体的なやりたい仕事を探すのではなく、もう少し仕事の性質や環境などで絞っていくことも一つの方法です。
例えば、人より大きな仕事をしたいということでしたら、いまの部署より会社のお金を多くつかえる部署に行くとか、規模の大きな案件を扱う会社に行くとかになります。自分は、あやふやな仕事よりもきっちりとした仕事をしたいのであれば、法律関係の仕事や契約関係の仕事が良いかもしれません。あるいは、人の役に立ちたいなら、お客様サポート部門や社内IT相談窓口かもしれません。
このような感じで、自分がどのような性質や環境の仕事をしたいか、あるいはしたくないかの考え方の軸を決めることができれば、今の仕事と他の仕事でどちらの方が自分に向いているか、あるいは転職しても後悔しないかどうかをある程度精度よく判断できると思います。
他の部署の人からスカウトされたり、他の会社の人からスカウトされた時というのは、あまりイジイジ考えていると、相手も興ざめしてしまいます。せっかくスカウトされたのに、この人って優柔不断だと思われてしまうと、相手も引き下がってしまうかもしれません。あるいは、周りや部下から相談を受けた時に、あなたの考え方を言えないと評価が下がってしまうかもしれません。
やりたい仕事がないにしても、あなたの仕事に対する考え方の軸を持っておいてはいかがでしょう。