2020年代リターンライダーの準備②/5

前回の続きです。

1980年代にバイクに乗っていた若者が、2020年代に熟年になって再びバイクに興味を持つようになり、遂には再度バイクに跨ることが増えてきました。このような熟年を、昨今では「リターンライダー」と呼んでいます。

リターンライダーという言葉を聞くと、現役ライダーの中でも一部の少数派ライダーのように思いがちですが、実はそうでもありません。いま、バイクショップやバイク用品専門店などを訪れると、若者と熟年者が同等数どころか、時と場合によっては熟年者しかいないことも多くあります。つまり、熟年で再びバイクに跨ったとしても、恥ずかしがる必要はありません。逆に、自分たちが今のライダーの中ではメインである、くらいに考えても問題は無いと思います。ですから、これからリターンライダーを目指す人は、自ら敷居を高く設定することはなく、自身を持って帰ってくれば良いと思います。

しかしながら、40年近く経過した今となっては、昔と大きく様変わりしていることが沢山あります。バイク本体や装備品も大きく変わっています。そこで以降は、項目ごとにバイクに関して何が変わっているかを記載していきます。

〇2ストロークバイクの消滅
1980年代の特に中盤は、250ccや125ccの2ストロークバイクに人気がありました。4ストロークバイクと比較して、少ない排気量で高出力を出すことができ、かつ、低重量でピーキーなエンジン特性もあいまって、レーサーレプリカ峠族には人気でした。ところが、バイクの排出ガス規制というのが1980年度末に始まり、その中でも2ストロークバイクに大きな規制がかけられました。これにより、NSRやTZRを始めとした大人気の2ストロークバイクが姿を消してしまいました。今では、全排気量において、新車で2ストロークバイクを手に入れることは事実上出来なくなっています。
1980年代に2ストロークのレーサーレプリカに乗っていた方は、軽量かつピーキーなマシン特性を忘れられない方も多いと思いますが、現在は、残念ながらそれを味わうことは難しくなっています。可能性があるとすれば中古車になりますが、生産中止から20年を超えたこと、レーサーレプリカという特性からダメージ無く残っている個体が少ないこと、そして、保守部品に限りがあることなどから、購入・運用するには多くのコストを費やすことになります。本体購入でも100万円を大きく超えますし、保守部品はフリーマーケットなどで探すことにもなりますので、覚悟が必要です。2ストロークのエンジン特性を楽しむのであれば、公道不可で専用コースのみのモトクロッサーを買うのが現実的のように思います。

次回に続きます。

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