前回に引き続き、単身赴任や家族との別れなどにより、中年男子が一人暮らしをする場合の注意点を項目別に書いていきます。
〇趣味を持つ
平日の昼間は仕事に追われ、夜は取引先や同僚との宴席となれば、中年男子はなかなか休む暇がありません。そんな中、休みの日はどうしてもゴロゴロしてしまいがちです。昼遅くに置きてきたり、部屋で酒を飲んだりという週末になってしまうことも多いのではないでしょうか。ですが、ゴロゴロしていると心身共になかなかリフレッシュできません。一人で家で居ても精神的なリフレッシュは難しいですし、身体的にもオフィスで凝り固まった腰や肩などはほぐれませんし体力的にも劣っていくでしょう。
また、働き方改革によって今後は労働時間も日本中で平準化されていく可能性が高く、あるいは中年男子も間もなく定年を迎えることもあり、今後は時間的な余裕が出てくる可能性が高いです。その時に備えて、今から趣味を作っておくのも大切かと思います。
ただ、趣味と言っても、いきなり新しい何かを見つけるというのは難しいと思います。高いハードルを設定して、いきなり高価なスクールに通ったり道具に大金をつぎ込む必要はありません。趣味というのは長く続けていくものですから、しばらくやってみないと合うかどうかはわかりません。ですから、手が出しやすいもの、身近なものから始めていけば良いかと思います。
手が出しやすいものや身近なもので、身体も良く動かすものとしては、料理、DIY、スポーツ観戦などが挙げられます。これ以外にも、最近はネットでも簡単に始められる趣味と題して色々と提案がされているので、それも良いかと思います。
料理やDIYは、家の中で行う簡単で身体を使わないイメージがありますが、必ずしもそうではありません。どちらも、自分の好みのものを作ろうとすると、食材や材料探しから始まりますので、あちらこちらに出かけることになります。特にこだわるものについては少し遠くに行くこともあるでしょうから、ちょっとした旅行にもなります。また、実際の作業においても、力作業や繊細な作業をある程度長時間行うことになりますので、肉体も精神も多く使います。ただ、趣味として行うものは疲れが残りませんしリフレッシュできます。そして、料理やDIYは、結果としてそれを食したり家の中で使ったりすることができるので、趣味と実益を兼ねたものになります。
そのほか、スポーツ観戦などもオススメです。いまや、野球、サッカー、ラグビー、アメフト、バレー、バスケットなど、多くのスポーツを観戦することができます。プロや社会人に限らず、学生スポーツもお手軽な料金で観戦できるのでオススメです。特に、自分の出身校や家族の出身校の試合を見に行くと楽しみも増えます。母校などが強いスポーツを選んで観戦してはいかがでしょう。
次回に続きます。