値切る/安く買う/交渉方法(電化製品、自動車など)⑤/6

前回に引き続き、電化製品や自動車などは、いったいどのようなテクニックを使えば値切って安く買うことができるのか、その値切る方法/安く買う方法を考えています。今回も引き続き、色々な点について考察を進めていきます。

〇買う条件を明確にする
ところで、価格交渉をする場合、営業担当者もなかなか本気にはなりません。相手が本気で買おうとしているかどうかもわかりませんし、どのあたりを落としどころとして持っているかどうかもわかりません。このあたりがわからないと、営業担当者もなかなか本気にならないものです。この場合は、これだったら買うとい条件を明示した方が、営業担当者も分かりやすくなります。例えば、あるテレビが、A店で15万円、B店で14万円、ネット最安値が12万円としましょう。ネットで買うのは嫌なので、A店かB店で買いたい場合は、例えば、12万5千円と設定してしまいます。ここまで行ったら買う、と明言すれば相手もきっちりと考えてくれることが多いでしょう。そこまで行けるのか行けないのか、行けないにしてもここまで、と明示することも多いでしょう。価格というのは、買う方が決めるものでは無くて売る方が決めるものです。売る方が決めることが出来る最安値を引き出すのが買う側の目的であり、それ以上は難しくなります。逆に、買う側の条件を明示することで、売る側が可能な価格を出せるようにするのです。

〇答えをはっきりと聞こう
買う条件を明確にした方が、営業担当者も答えを出しやすいと先に書きました。逆に、こちらもはっきりとした答えをもらわないと、いつまでも時間がかかってしまいます。特に、値段を下げる気が全くなく、うだうだと会話しながらそのまま買わせようという営業担当者も居ます。いくらまで安くできるのか、いま最安値を出してください、といった聞き方が有効な営業担当者も居ます。

〇今日決める
価格交渉は色々と調査して準備することによって、成功する確率が上がります。しかしながら、常に調査・準備する時間があるわけでもありません。親戚や知人の引っ越しの手伝いをして、その際に高額な商品の買い物を頼まれてしまうことだってあります。その際の値引き交渉はどのようにしたら良いでしょうか。もちろん、色々な方法があると思いますが、今日買うことの意思を示して最安値を引き出すのが目的です。営業担当者に対して、今日、場合によっては今買うというのは、好条件を引き出す大きな武器です。
ですから、自分が交渉できる店舗が2つだとしたら、それぞれの店舗に行って、営業の責任者っぽい人に、「事情が有って、今日買わないといけない、一番良い条件のところに今日決める。ぎりぎりの値段を教えてくれ」と単刀直入に言うのが有効になることが多いです。場合によっては、17時までに決める、と言った方が効くことも多いです。

次回に続きます。

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