前回に引き続き、電化製品や自動車などは、いったいどのようなテクニックを使えば値切って安く買うことができるのか、その値切る方法/安く買う方法を考えています。今回も引き続き、色々な点について考察を進めていきます。
〇商品を指定しない
電化製品や自動車などは高額ですから、どうしても自分の好みの商品を選びたくなります。そんなに頻繁に買い替えることが出来るわけではありませんから、それは当然と言えるでしょう。しかしながら、自分の好みの商品が、値切れる商品や安く買える商品とは限りません。いや、逆にあなたのセンスが良ければ良いほど、それは皆が欲しい商品でしょうから、値切ったり安く買うことは難しくなるでしょう。
ですから、この商品が欲しいと決めるのではなく、たとえば、1番欲しい商品に対し2番目に欲しい商品が1万円以上安ければそちらでも良い、などといったように、商品を1つに決め切らずに複数候補を持っておくことをおススメします。特に、機能は一緒なんだけれどもデザインが違うだけ、などといった場合はこれで十分でしょう。こうすることによって、複数の商品の中から自分の条件と価格のバランスが一番合ったものを選ぶことが出来ます。また、候補が複数ある方が、それだけ値切れる商品・より安い商品を見つける可能性が高くなりますから、有利になります。ですから、買い物する時は、一番欲しい商品だけを決めて出かけるのではなく、複数の商品の中からどのような条件ならばどれを買うかをある程度決めてから出かけると、より安く買える可能性が高くなります。
〇競合させる
さて、欲しい商品や欲しい商品群、そして、店舗や営業担当者を絞って数社・数人に決まってくると、競合させることが可能になります。あっちの店ではここまで安くなった、こっちの店ではここまで安くなった、といった競合です。この競合に複数者が乗ってくることが出来れば、結構お安く買える可能性が高くなります。あなたの選んだ商品、店舗、営業担当者は正解です。
〇不必要な機能の価値を認めない
さて、自動車や電化製品で競合をさせる場合に、必ずしも同じ商品で競合させるわけではありません。例えば、トヨタと日産とマツダの自動車を競合させる場合にそれぞれが同じ商品ではありません。そんな時、営業担当者がよく言うのは、ウチの車は相手の車と違って機能が良いタイヤを履いているので高いのですよ、ウチの車は相手の車と違って、ナビゲーションの性能が良いのですよ、といった機能差です。
これについての返し方ですが、比較的良く効くのは、その機能は自分には必要が無い、あなたたちが勝手に付けただけだ、よって購入決定の必要要素にしない、と言い切ることです。これをしないと、競合にはなりませんからね。競合とは、同じ土俵で行うことであり、自分に必要が無い機能は無視すれば良いのです。
次回に続きます。