前回の記事に続き、これまでの人生経験に基づいて、次の時代もある程度予想しながら、順不同で子供たちへのアドバイスを書いていきます。
〇人生の流れを読もう
人生には色々な出来事があります。一見、平穏無事に過ごしているように見えてても、体調が良くなかったり、身内の不幸とまではいかなくても問題が有ったり、思うように勉強や仕事が行かないこともあります。人間万事塞翁が馬、禍福は糾える縄の如し、といった諺に表されているように幸不幸とは誰にでも順番に巡ってくるものです。
ところで、若いころには気づかないかもしれませんが、人生が中盤に来ると、人ぞれぞれ不幸が訪れるパターンというのが何となく分かってくるものです。例えば、大きな不幸が続けて起こるとか、家族の誰かに災いが起これば自分にも襲ってくるとか、そういったものです。これは、人によって違いますので、それぞれが常に気にしてパターンを読むようにしていかねばなりません。パチンコやマージャンなどをする人はご存知ですが、ツキの訪れ方というのは人によって特徴があるものだと思います。
これが分かってくると、人生の中盤以降では、少しだけうまく人生を過ごすことが出来るかもしれません。例えば、身内が病気になると自分も違う病気になる場合が多いと経験的に分かっていれば、身内が大きな病気になった場合は、自分が普段から体調に別の不安を持っていることが有れば、それを解明するために病院に行って念入りに検査してもらった方が良いかもしれません。また、身内が大きな病気になった時は、自分の体調には人一倍気を遣って無理を一切しないようにする。こういったことを、少し気を付けてやってみるのはいかがでしょうか。
かくいう私は、このようなことが多いことに途中から気づき、それからは、身内で大きな病気があった場合には、自分の体調を顧みて、不安があったところ何点かを念のために検査をしてもらったことがあります。その際に予想もしない病気が潜んでいたことが分かり、直ちに治療を行って大事に至らないで済みました。これをもし放置していたら、大きな病気につながって、しばらく入院をしたり、あるいは、大きな後遺症が残っていたと言われています。自分が人生の流れを読んで、ある程度パターンに気づきそして念のために対処していたからこそ、大きな難を逃れることが出来たわけです。若いうちは、人生は自分のために生きるようなものですが、人生も中盤になってくると他の人のためにも生きていかねばなりません。そのような責任を果たす意味でも重要です。
また、身内のパターンを見つけたら、それとなくアドバイスするのも重要です。これで助かった例も私は持っています。人生のツキや幸不幸のパターンなんて本当にあるのかどうかわかりませんが、もしそういうのに気づいたて対処したら、意外に大事に至らなくて済むかもしれませんよ。
次回に続きます。