その仕事(業務)は本当に止めて良いのか?

サラリーマン/会社員をしているとは、沢山の仕事がやってきます。おそらく多くの方が、毎日とうていこなせない数と量の仕事をかかえて、忙しく過ごしていることでしょう。特に、優秀な方だとそうなります。仕事が集まってきます。

そうなると、数ある仕事の中から、重要な仕事、効果がある仕事など、色々な判断基準で取捨選択することになります。上司も細かいところまでの優先順位は分かりませんし、上司がいつも居るわけではありませんから、ある程度は自ら仕事を選別する必要が出てきます。この場合、どのようにして仕事を選別していったら良いのでしょうか。

通常、重要であって効果が高い仕事は、まず優先順位が上がります。これはほぼ異論が出ないでしょう。一方、重要でもないし効果もあまり無い仕事というのは、いったん中断するが、もう止めてしまって今後はやらない、という選択をするでしょう。また、それほど重要ではないけれども効果が高い仕事というのは、タイミングを見てやることになります。そんな中、重要であるのだけれども効果が出ていない仕事、これをどうするかの判断は難しくなります。

重要であるけれども効果が出ていない仕事については、通常は対応が2つに分かれるように思います。一つは、それでもやり続ける、もう一つは、きっぱりとやめてしまうというものです。皆さんは、どちらを選択するタイプでしょうか。

仕事には色々なものがあり、一概には言えませんが、大きい方向として次のことが言えるかと思います。すなわち、重要な仕事は、火を消さない方が良いと思います。というのも、重要であるけれども効果が出ていない仕事というのは、おそらくは、まだ上手く進む環境になっていないのか、あるいは、上手く進む環境になっているけれども進め方が下手なのだと思います。

前者のまだ上手く進む環境になっていない場合、一時中断するというのも一つの手ではあるのですが、一度中断すると再開するのは難しくなります。仕事を中断することは多くの人が喜ぶのですが、仕事を再開することは多くの人が喜びません。しかも、一度中断したものであれば尚更です。ですから、どんな小さい火でもよいですから、消さない方が良いと思います。

後者の上手く進む環境になっているけれども進め方が下手な場合は、これはもう、やり方を変えるしかありません。得てして、昔からのやり方を機械的に続けていて、全く改善されていない場合が多いですから、色々な人の意見を聞いて新しい良いやり方に変えていきましょう。

重要な仕事というのは、うまく進まないからと言って安易に止めてはなりません。極端な言い方をすると、執念を持ってすすめるべきものです。