バッティングセンター用マイバット2

以前の記事で、バッティングセンター用マイバットについて記載しました。そこでは、金属バットやウレタン製バットについて記載しました。すなわち、5千円~2万円で手軽に買うことができる金属バット、そして、3万円~4万円する最近流行っている打球が伸びるウレタンバットです。金属バットは音が高く響き、打った時になかなか気持ちが良い感覚になります。一方、ウレタンバットは音は高くは響きませんが、打球が伸びるのでこれもなかなか気持ちが良いです。

ところで、前回は紹介しませんでしたが、バットにはもう一つ木製バットというのがあります。日本のプロ野球で使われているバットは、木製になります。木製バットの特徴として、スイートスポット(芯)が狭く、また、折れやすいという特徴があります。つまり、打ちにくい、壊れやすい、ということなので、バッティングセンターで楽しむ際に選択する意味があるのかということになります。普通に考えると、あまり意味は無さそうなのですが、実はそうではありません。

バッティングセンターで打撃を楽しむということは、特に試合をして勝ち負けを争うのではなく、単にスイングしてボールにバットを当てるということを楽しんでいます。そうなると、金属バットやウレタンバットよりも木製バットの方が難しいので、ゲーム性と言う意味では木製バットの方が楽しくなります。特に、バッティングセンターでは、基本的にボールはほぼ同じスピードでほぼ同じコースに投げられます。そうなると、生身の人間が投げたボールを打つよりも、バッティングセンターのボールの方が格段に打ちやすくなります。ですから、木製のバットにしたからといって、全然飛ばなくなるということはあまりありません。また、木製バットを使っていると、なんとなく「俺は難しいバットでやってるんだぞ」という勝手な思い込みで自己満足に浸ることができます。

軟式の木製バットはそんなに高価ではありません。1万円も出せば、一流メーカーの有名選手モデルを手に入れることができます。硬式の木製バットは800g以上するものが殆んどで重たくてコントロールが難しいのですが、軟式の木製バットだと730g程度のものもあるのでコントロールがしやすくなっています。

ところで、木製バットを使用するには幾つかの注意点があります。まず、木製バットにはボールを当てる際の方向があります。年輪の模様が平行線状に見えている面で打つ必要があります。これ以外で打つと、折れる可能性が高くなります。もう一つの特徴として、湿気を嫌います。ですから、金属バットのように水洗いをすることは出来ません。特に、ボールの手入れがされていないバッティングセンターで使うと、汚れが多くついてしまいます。最後に、金属バットやウレタンバットは中古として売却が容易ですが、木製バットは中古の売却が難しいのが実態です。

バッティングセンターによく行かれる方なら、1本くらいは持っていても良いように思います。

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