どんな上司や先輩についていくか②

前回の記事に続き、サラリーマン/会社員をしている中で、どんな上司や先輩についていけば良いか悩んだ時のポイントを項目ごとに見ていきます。

〇幹部の交代に合わせて考えを変える

サラリーマン/会社員をしていると、社長や経営幹部などが交代することは頻繁にあるでしょう。そうなると、ある幹部の方針でやっていた仕事が、交代した新しい幹部にとってはプライオリティが低いものであり、中止になっていしまうということも良く起こります。これまでその仕事をやっていた人は、やるせない気持ちになるでしょうし、また、場合によっては死活問題にかかわるかもしれません。
ですが、サラリーマン/会社員は、それぞれが個々の考えだけで仕事をしていたのでは、まとまった成果を出すことができません。幹部の方針に沿って、皆が力をあわせて仕事に向かうからこそ、大きな成果を期待できるのです。こう考えると、ついていくべき上司や先輩というのは、幹部の交代があった場合や交代しそうな情報を察知したときは、新しい幹部の考えや方針を確認し、それに合わせて自分の考えを変えていける人になります。常に新しい会社の方針に従って、常に会社の中心となるべき仕事をする人、それが、ついていくべき上司や先輩なのです。

〇実務をよく理解している

サラリーマン/会社員で出世していく人の多くは、実務をよく理解しています。新入/若手社員の人は、社長や経営幹部が実務をあまり知らない状態で方針や指示を出していると思いがちですが、実はそうではありません。もちろん、たまにそういった人が幹部になることもありますが、すぐに淘汰されていなくなってしまうことになります。
というのも、会社の利益というのは、個々の現場の活動が積みあがって生み出されます。決して、現実離れした方針や考えで利益が生まれることはありません。そうなると、実務を理解した人でないと、会社に利益を生み出すことが可能になります。
また、現場の人たちは日々泥にまみれて仕事をしているわけですから、それを理解していない人の言うことは聞きません。自分たちのことを理解して、自分たちのために動いてくれる上司や先輩を求めて、ついていくわけです。
ここまで書くともうお分かりかと思いますが、ついていくべき上司や先輩とは、実務をよく理解している人なのです。

〇他の部署を動かすことができる

大きな仕事をするには、多くの人の協力が必要です。特に、新しいことや革新的なことをやろうと思えば、場合によっては会社のしくみ全体を変えないといけない場合もあります。そうなると多くの部署の協力が必要になってきます。
他の部署の協力を得るには、やろうとしていことの妥当性や実現性、互いの部署の利益、日常の信頼関係など、多くのことが必要です。これらのことが出来て初めて、他の部署を動かすことができて、仕事が成功するのです。こういったことが出来る人はなかなかいません。だからこそ、こういう人は会社のキーマンになります。ついていくべき上司や先輩の資質として、他の部署を動かすことができるというのも重要です。

次回に続きます。

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