上司はお金の負担が多い

上司の悩みの中に、「お金の負担が多い」というのがあるようです。確かに、宴会などでも多めの金額を出さねばならないことも多いので、これは事実でしょう。今回の記事では、このことについて考えていきたいと思います

上司がお金の負担が多くなるのは、一つは皆で一緒にするイベント、例えば宴会などで多めの負担を要求されることです。そして、その次に、冠婚葬祭など、多くのイベントに招待されることにより、出費が増えることがあります。そのような中、多少多めに出すのは納得とはいえ、どれくらいの額をどのような気持ちで出すべきかが迷うところです。

ところで、上司といっても、係長、課長、部長と色々なランクがあり、給料にも差があります。また、それぞれの家庭の事情やお小遣いの状況によっても、異なるでしょう。ですから、その人の立場によって、それだけ負担を増やせるかというのは異なってきます。

例えば、係長ですと、部下の給料とほとんど差はないでしょう。そうなってくると、気前よく他の人より多額の出費をしていると、たちまち生活が立ち行かなくなりかねません。そのことは部下もわかっている思いますので、無理して多く出す必要はないでしょう。

課長くらいになると、給料も部下よりも多くなってくるでしょう。しかしながら、そのころになると、子供の学費などにもお金がかかるようになりますから、決して生活が楽になるわけではありません。したがって、お金の配分バランスが難しくなってきます。ただ、部下からすると、上司からお金を出してもらうのは評価してもらっているという風に考えることもあるでしょう。全くお金を多めに出さないのであれば、上司としての資質も疑われるかもしれません。悪口を言われることも無きにしも非ずです。ですから、家庭と仕事の配分バランスをうまくとって、負担するようにしましょう。

部長以上くらいになり、子供たちも大きくなって家での出費が低めになってくれば、多少、生活には余裕ができてきます。こうなってくると、部下にお金を使うことも、ある程度余裕が持って出来るようになってくるでしょう。そんな中で会社において部長以上になってくると、実務をすることがかなり少なくなってきて、方針を出したり調整をする仕事が多くなってきます。そうなってくると、精神的な疲労は多いですが作業的な負荷は少なくなります。また、仕事の進捗も部下の作業次第ということも多くなります。つまり、ある程度余裕を持った状態で部下を見て、部下の頑張りしだいで自分の組織の仕事の具合と成果が決まるようになってきます。こうなると、自組織全体を見ながら、効果的にお金を部下のために使うことが出来るようになってきます。ここまでくると、部下にお金を使うプロといえるかもしれません。

このように、部下にお金を使うというのは、立場によって大きく変わります。プライベートの事情と仕事を円滑を進めるバランスを上手にとってお金を使いましょう。

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