前回に引き続き、これからの社会を作っていく若者を理解し、中年や高年になっても新しい社会に適合できるような準備をしていくことを目指していきます。若者に特徴があると思われる色々な項目について、ランダムに検討してきます。
〇テレビを見ない
中高年は、家での過ごし方として、テレビを見て過ごすというのが多いのではないでしょうか。仕事で疲れて帰ってきて、取りあえずはテレビをつけ、あとは用事をしながら寝るまでの時間をテレビがついたままで過ごすというパターンが定番かもしれません。仕事でパソコンを使っていますから、家に帰ってからまたパソコンをつけるのも億劫です。テレビで毎週お気にいりの番組を作っておけば、それなりに楽しい時間を過ごすことも可能です。
ところが、最近の若者はテレビを見ない人が増えています。多少は見るのかと思いきや、本当に全然見ない方が増えているそうです。幼いころから、パソコンやスマートフォンに慣れ親しんでいるので、家に帰って操作することも億劫ではないのでしょう。また、以前は動画と言えばプッシュ型の限られたチャンネルのテレビだけでしたが、今やネットに接続すれば、様々なサイトから動画を視聴することが出来ます。コンテンツ数としてもテレビの比にならないくらい豊富ですし、オンデマンドでいつでも見たい時に見ることができます。こう考えると、テレビを見るよりもネットで動画を見た方が良いことになります。また、職場や友人との会話について、中高年ではテレビの話題が多かったですが、今は、ネット上でのことが話題になることが多いようです。そうなると、若者同士の会話の為にもネットサーフィンをする必要があります。
こうなると、会社以外での主な情報ソースがテレビという中高年では、若者と会話するネタさえ持ち合わせないことになります。少し前は、困った時の話題は、テレビのドラマのことでしたが、いまやそれが通用しない場面が多くなってきました。そうなってくると中高年もテレビを消して、話題についていけるものを探さねばなりません。
youtubeやニコニコ動画などで話題の動画を視聴する、ツイッターやインスタグラムで有名人をフォローして話題作りをする、Facebookなどで若者と友人になってプライベートでのやりとりを楽しむなど、最近の若者の行動パターンをフォローして勉強していかないとならないでしょう。また、現在あるアプリケーション以外にも、ネットでは色々なアプリケーションが絶え間なく登場しています。こういうものにもついていく必要があります。
次回に続きます。