幼年、少年、青年、壮年、中年、高年、と、人生はいくつかの区分に分かれています。筆者は既に中年になっており、目指すは高年だけです。これからは、社会の中でこじんまりと生きていければ良いと思いますが、新しい社会の中で適合していくには、最近の若い人を理解することが必要でしょう。なんてったって、これからの社会は新しい人が作るわけですから。というわけで、今回のシリーズは、自分で感じたりネットに書かれている若者の特徴を考え、理解をしていこうと思います。もちろん、今の若い人も、すぐに壮年、中年になっていきますから、今理解した出来たとしても、また新しい世代を理解しないといけなくなります。ですから、このようなことは一生行っていく必要があります。例によって、今回の検討についても、ランダムに項目ごとに書いていきます。
〇エコの意識が高い
経済成長やバブルを経験した世代は、若いころに大量消費を経験しています。技術の急激な発展ととともに新製品が大量にプロダクトアウトされ、それらを所有することがステイタスであり、食費などを削ってこぞってそれらを買い求めました。経済優先の時代であったことから、エコはそれほど重要視されていませんでした。というよりも、時代が経済を優先していたため、多くの人が心のどこかではエコを意識していたものの、声高に叫ばれることはあまりありませんでした。
しかし、地球温暖化が危惧され出したことから、世間の環境の意識が高まります。経済よりも大切である根本的な私たちの生活環境が脅かされるのではないかという心配から、日本でも急激に環境に関する意識が高まりました。そして、エコに関する様々な取り組みが提唱され、行われるようになってきました。サラリーマン/会社員でも、一定規模以上の会社では政府に協力して様々な取り組みが行われていた事は記憶にあるでしょうし、そうでない方であっても、世間やメディアなどで多くのエコの取り組みがされていたことはご存知ではないでしょうか。
中年以上の世代では、時代時代に色々な取り組みがありますから、何か一過性のようにも感じるのですが、その頃を小学生や中学生として過ごしてきた若者にとっては、全く違う感覚でしょう。50音や九九を覚える年齢でエコについての教育を受けるのですから、エコについての意識は我々とは比べ物になりません。エコについて意識を高く持つことが、当然として身体に染み付いているわけです。
そのような若者と接する時は、エコの意識高くしていかないと、当然、無駄があり周りのことをよく考えていない人と思われるかもしれません。また、エコは全員が意識を上げて作り上げていくものですから、自分だけエコの意識が低いと、周りと強調して活動できないと思われてしまう可能性が高いです。
このような理由から、エコの意識を高く持って、日常を暮らしていくことが若者と付き合っていくコツであり、事実、地球にとっても良いことです。
次回に続きます。