バッティングの科学(スポーツの科学)

以前の記事で、バッティングセンターのすすめ、そしてバッティングセンター用マイバットの記事を書きました。施設の遊び方を覚えて、道具を準備すると、つぎは、上達したくなるのが人の情けというものですよね。サラリーマン/会社員の代表的なスポーツと言えば、ゴルフでしょうか。あと、仕事もプライベートも元気に気持ちよく過ごすために、ジム通い、スイミング、ランニングといったものが、一般的にメジャーなような気がします。

ところで、多くのスポーツは以前であれば、経験者やトレーナーやコーチなどについて習うというのが一般的でした。ですから、近くにそういう施設や教えてくれる方が居て、金銭的な余裕と時間の余裕が有って、はじめてスポーツをきっちりと習ったりできたと思います。もちろん、趣味の領域なので自己流でやるということも出来ますが、壁に当たるのが早く、すぐに諦めがちでした。

ところが、最近は、ある程度のレベルであれば自身で勉強しながら一定のレベルまで行けるようになりました。それは、一つはスポーツの科学が進んでそれが公開されるようになったこと、そして、SNS動画やカメラ付スマートフォンの普及によって見て学ぶことと自撮りして確認することが大きな要因です。

前者のスポーツの科学ついて説明します。最近は、カメラやモーションセンサーのハード技術の進歩、画像処理やデータ分析などのソフト技術の進歩などにより、スポーツ時の身体の動きやボールやバットの動きを様々な角度から分析できるようになりました。また、これが限られた研究者が限られたスポーツマンとの間で行っていたものが、ハードやソフトが比較的入手しやすくなったので、学生を含めた色々な研究者が様々なデータを集めて分析できるようになったのです。このため、書店やネットなどで、科学的分析結果が容易に手に入るようになり、どうしたら上手になれるのか、そのコツは何なのかの細かい解説が手に入るようになりました。これは、少し前のスポーツ解説書とは格段の違いがあります。

また、後者のSNS動画やカメラ付スマートフォンの普及も大きいです。SNS動画では、プロのコーチの分かりやすい指導を見ることが出来ます。多くの指導動画が有るので、選択に迷うくらいの豊富さです。そして、カメラ付きスマートフォンを今やほとんどの人が持っていますから、それで自分のフォームを撮影することにより、後から自分でチェックできるのです。少し前であれば、プロ選手やトップ選手でしかできなかった方法です。これによって、ある程度は自分だけで一定レベルには行けるようになったと思います。

もちろん、自分一人でやるには限界があり、極めていくには誰かに見てもらうのが一番良いでしょう。自分一人だけでトップを狙えるとは思っていません。ですが、あらゆるスポーツを独学で一定レベルまで上達することができるというのは、成人にとっては新しい趣味のスポーツを作ることが容易です。また、子供や学生にとっては、自分に適したスポーツを見つけることにつながると思います。今や、ご自身にとってもご家族にとっても、スポーツの門戸が広がっていると言えます。