前回に続き、インターネットによって変わった仕事環境を項目ごとに考えて、どのように仕事を良い方向に持っていくかを考えていきます。
・社内で必要な情報を開示/入手できる
ネット環境が整備されたことにより、会社の中では、必要な情報を必要に応じで開示/入手することが可能になりました。従来、紙や口頭で伝達していたころと比べて、大きな違いです。今のビジネス社会では、何を開示して何を入手するかによって、成否を左右することもあるくらいです。
最近の企業は、CSRと呼ばれるように、利害関係者が多くなっているため、現場では多くのことに対応する必要があります。製品を製造・販売するにあたっても、安全性、環境影響、法令順守、ユニバーサルデザインなど、様々なことが有ります。現場の人は、これらを全て理解して対応せねばなりません。
従って、社内で複数の人が必要とする知識や方針などは、積極的に開示することで、効率が上がります。逆に、開示していないと、対応が遅れる/対応できないということが発生するため、ビジネスへ影響が多いわけです。
ですから、会社としては積極的に有用な情報を流すこと、社員は積極的に情報を活用することが、大切なのです。
・ネット会議の発達
インターネットの発展により、高速回線・大画面を使った臨場感あふれる高機能テレビ会議、そして、Skypeなどの手軽なビデオ通話が、ビジネスで手軽に使えるようになりました。これによって、私たちのビジネスが便利になりました。
電話や電子メールも便利ですが、相手を見ながらのコミニュケーションの方が伝わりやすい、あるいは、それでないと伝わらないこともあります。かといって、この時代、グローバルで仕事をしているわけですから、頻繁に出張して会いに行くというのもなかなかできません。このような時に、有効なツールになりえるのが、テレビ会議/ビデオ通話になります。
もちろん、直接会って会話するほどの距離の近さはありませんが、相手の姿が見える/表情が分かるというのは、コミニュケーションをスムーズにすることは間違いありません。電子メールや電話などで意図が伝わらない時でも、テレビ会議/ビデオ通話をすることによって上手くいくことも多々あります。
また、最近のテレビ会議/ビデオ通話では、自身のパソコンの画面を相手に表示することが可能です。テレビ会議/ビデオ通話で相手を見ながら会話することも大切ですが、ビジネスの詳細な話になってくると、表、グラフ、チャートなどに基づいて打ち合わせないと理解が進まないこともあります。百聞は一見に如かず、という訳です。
現在のテレビ会議/ビデオ通話においては、会議の冒頭ではお互いの姿を映して相手を確認し、会議の途中では
互いのパソコン画面を映して資料に基づいて議論をし、会議の最後ではお互いの姿を映して結論についての合意を確認するというのが多いと思います。なかなか有効ですので、利用されたことが無い方は、一度試されることをおススメします。
次回に続きます。