インターネットで変わった消費世界①

インターネットが登場した当初、これによって、世界が大きく変わると言われました。数十年経った今となっては、確かにその通りだと実感します。しかしながら、登場した当初は、正直よく分かりませんでした。世界中で情報が瞬時にやりとりできるようになるというのは理解できましたが、その利用方法がよく分からなかったわけです。

というのも、インターネットが登場した当初は、せいぜい電子メールで文字列をやり取りする程度でしたから、電話で会話した方が早いのでは?というのが一般的な感覚ではないでしょうか。ところが、この時代から技術は大きく発展し、画像や動画が送れるようになり、多くの商取引やコミニュケーションが可能になることによって、世界ががらりと変わることになります。この時代を予見して、早くから色々なことに手を打ってきたインターネット企業が、大きく成長することになります。その中でも秀でた結果をだしているのは、Amazon、Google、Facebookなどが、その代表例です。

ところで、日本でインターネットが本格的に普及して誰でもが使える環境に近づいたのは、2005年ごろではないかと思います。ADSLや光回線などの接続サービスが提供され、mixiやGREEもサービスを開始されました。携帯電話も普及し、パソコンからだけではなく携帯電話からもインターネットに接続することが可能となり、多くの人に身近な存在になりました。日本初のmixiやGREEも、Amazon、google、Facebookとは規模の差はあれどもビジネスで成功した部類であり、日本企業もなかなか頑張っています。

ところで、インターネットでのビジネスについては、最近流行りのGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)が飛びぬけています。そして、日本でのLINEや楽天市場のように、GAFAに無い独自のサービスでビジネスが可能なレベルで頑張っている企業がたくさん居るといったところでしょうか。インターネットの世界は変化が激しいため、これから新しいビジネスが生まれる可能性もあるかもしれません。また、インターネットの次と言われる技術、例えば、ブロックチェーン技術などでは、まだまだ新しいビジネスが生まれる可能性が沢山あります。

そこで、インターネットのビジネスの今をここで振り返り、その成功要因を振り返っていくことが、インターネットの新しいビジネス、または、ブロックチェーン技術などの新しい分野での成功ビジネスを予測するヒントになるかもしれません。今回は、このような観点で、インターネットビジネスを振り返っていきます。特に我々にとって身近である一般消費世界の変化について書いていきます。

次回に続きます。