前回の記事に続き、一人暮らしにおいて急な病気になった場合に、どのような準備をしておけばよいかを考えます。
・水分や食料の備蓄
病気になっても、水分や食料の補給は必要です。ですが、出かけるのが億劫であったり、起き上がれなかったりすると、買い出しに行かずに水分も食事も接種しないということが起こりがちです。そうなると、病気の治りが遅くなるばかりか悪化することも想定されます。ですから、日ごろから、ペットボトル飲料、冷凍食品、インスタント食品などをある程度は備蓄しておきましょう。
・体温計
意外に、有りそうで無いものが体温計です。多くの病気では体温の状態によって該当するしないの判断が行われます。また、自分自身が体温を正しく把握しておくことで、どんな病気かの予測や、動いてよいのか動かない方が良いかのある程度の判断が可能になってきます。最近は、体温計も安くなっていますので、早めに準備しておきましょう。
・家族や友人や同僚との関係づくり
学校や会社での生活が一定期間以上続いているのであれば、急な病気になったと時に助けを求められる人も何人かは出来ているでしょう。ですが、進学直後や就職直後は、なかなかそうはいかないかもしれません。ですが、風邪やインフルエンザなどの通常は1週間以内で体調が復活する病気では無く、一定期間入院が必要になれば誰かの助けが必要になる場合があります。着替えや洗面用具が必要になったり、電気やガスや水道料金が自動引き落としになっていなければ、払い込む必要もあるでしょう。そういった場合に備え、家族や友人や同僚との関係づくりも日頃から考えておきましょう。
・健康保険証や診察券の準備
病気の場合、症状がひどい時などは病院に行って診察してもらうことになります。そうなると、健康保険証や診察券は必須です。スムーズに受診したり、あるいは、診察後のスムーズな料金支払いを行うということは、病気で体調が悪い時には大切です。こういうところでややこしい処理になったり時間がかかったりすると、肉体的にはもちろん、精神的にも大きく疲れます。健康保険証や診察券は、常に取り出せるようにしておきましょう。
・最寄りの病院の把握
病院に行くと言っても、一から探すのは大変です。ネットでの検索もできますが、病院を探しながら行くというのは体調が悪い時には骨が折れるものです。また、いざ行って見ると自分が求めているような病院では無いかもしれません。ですから、日ごろから近所には注意を払って、どのような病院がどのようなところにあるのかを頭に入れるようにしておきましょう。
・入院セット
病院に行って見ると、いざ入院ということもあり得ます。入院というのは、通常は人生ではあまり多く経験しませんので、何が必要かも分からないことが殆んどでしょう。ですから、ここで代表的なものを記載しておきます。
健康保険証、現金、印鑑、パジャマ、下着、タオル、歯ブラシ、コップ、箸、スプーン、フォーク、ティッシュ、石鹸、スリッパ、などが代表なモノでしょうか。
ただ、最近の病院の多くは、院内かすぐ近くにコンビニエンスストアがあり、身の回りの物の多くはそこで買い揃えることが可能です。ですから、最初の5つくらいが最低限あれば、何とかなるのではと思います。
以上、急な病気への準備ということを記載しました。もちろん、病気にならないための普段の努力が一番大切ですが、もしもに備えて、特に一人暮らしの方は準備をしておきましょう。