事務の派遣社員さんに求めてしまうこと②/3

前回の前置きに続き、社員が派遣社員さんに求めてしまうことを順次書いていきます。社員側のわがまま、社員側の不備はさておき、身勝手を承知で、ありのままで派遣社員さんに求めることを書いてしまいます。お許しくださいませ。

〇パソコンスキル
高いパソコンスキルを期待してしまいます。自分では出来もしないことを、妄想だけで、こうして、あぁして、みたいなことを言ってしまいます。もちろん、出来ないことは仕方ないのですが、「全く無理です!」と一刀両断でバッサリやられてしまうと、こちらとしては手詰まりになってしまいます。そこで、「ここまでなら、出来ます」「ここまで誰かにやってもらえば、後はできます」みたいな、提案を頂きたいです。パソコンスキルが低い者としては、なにがネックとなって出来ないのかすら分かりませんので、そこを教えてもらえると、こちらも助かります。

〇システムスキル
パソコン以外にも色々なシステムを使って頂くことが多いと思います。システムと言えば、汎用的なものだけではなく、自社の独自システムなどもあるでしょう。こういった独自システムは、癖があったり、データそのものに難があったり、マニュアルが無いなど、オペレーションするには難しい点がたくさんあります。社員であっても使いこなすのは難しく、なかなかマスターすることは出来ません。そんななか、派遣社員さんに期待してしまうのは、独自システムの使いこなしです。システムを色々と試して様々な機能を発見したり、そのシステムを良く知っている人に聞きに行ってデータが作られる意味を知ったり、そのデータの出元を調査して素性を詳しく知って補正したり、そういったことを言います。本来の仕事の枠を超えているのかもしれませんが、このようなことが出来ると、情報をさらに詳しく分析したり、新しい切り口を作ったりできる可能性があります。我儘なんですけど。

〇正確性
事務作業には、正確性、スピード、わかりやすいまとめ、など、色々と求められることがあります。すべてを一定レベル以上にしてほしいのですが、どれかひとつを挙げるとすれば、まずは正確性だと思います。もちろん、時と場合によって求められることは変わるのですが、何より、不正確なものが出てくるとやり直しによって倍の時間がかかったり、他の派遣社員や社員が修正作業をすることになって、かえって負担感が増します。不正確なアウトプットが何度も出てくると、もう信頼できなくなって仕事を渡せなくなってしまいます。過度な精度とは言いませんが、正確性をますは優先して欲しいものです。

次回に続きます。