前回に引き続き、電化製品や自動車などは、いったいどのようなテクニックを使えば値切って安く買うことができるのか、その値切る方法/安く買う方法を考えています。今回も引き続き、色々な点について考察を進めていきます。
〇周辺商品を買うのは一番最後
電化製品や自動車を購入する時は、その本体商品だけではなくて周辺商品を買い求めることが多く有ります。テレビならばアンテナ線などのケーブルや録画用HDDなどを、自動車ならばマットやドアバイザーなどを一緒に購入することが多いです。ですから、本体商品の値引き交渉をしている時に話が行き詰ると、営業担当者は周辺商品をどうするのかを確認してきて、こちら買う側としては必要なものですからついついと話に乗ってそれも俎上に乗せがちです。相手も、まとめて買ってくれるなら安くしますよ、という口上を使ってくることも多いです。
ですが、これに乗るということは、まだまだお金を出す余裕があるということです。相手としては、どこまでお金を出せるかということを見ていますから、価格交渉において周辺商品を俎上に乗せるのはとにかく最後の方が良いでしょう。従って、周辺商品については、もっと安いところで別に買う、これまでの電化製品や自動車で使っていたものを流用する、多少違和感が有っても気にしない、とにかくここでは本体商品の値段を安くしてほしい、という方法を取ります。
もちろん、周辺商品を最終的にはそこで買い求めることになるかもしれません。しかし、それは、価格交渉が行き詰まった時にこちらのカードとして残しておきます。例えば、本体商品の値引きが限界まで来た時に、じゃぁ、周辺商品を無料にしてよ、みたいな感じですね。
なお、自動車を購入する場合などは、車庫証明費用(警察に届け出する手数料)、納車費用(営業所からこちらの自宅まで車を持ってくる費用)などが見積書に入っていることが多いですが、これらは自分で行うことが可能ですのでカットしてもらいましょう。そういった不要なサービスは要らないという態度を示しておくことが大切です。なお、これを最初はカットしておいて、後ほどカードとして使うことも可能です。つまり、相手が出してきたカードをこちらに取り込んで、後でこちらのカードとして使うのです。
つまり、我々消費者としては、本体商品+周辺商品が必要なわけですが、多くの必要なものを全て俎上にあげられて、そこそこの値引きで我慢する、ということは避けたいわけです。本体商品が一番高いわけですから、そこできっちりと値引きをとって、他の周辺商品は無料でサービスしてもらうか、他の店舗の安いところで買うなどにした方が良いでしょう。
次回に続きます。