値切る/安く買う/交渉方法(電化製品、自動車など)①/6

日用品、食料品、ガソリンなど、日々消費するものについての買い物をする場合、私たちは、出来るだけ安く売っている店を探して買うか、あるいは、値段は一番安くなくてもサービスが良い店を探して買うということが殆んどではないでしょうか。このような商品は、その場で値切るということは殆んどありませんし、値切れることも少ないでしょう。

一方、電化製品や自動車は少し状況が異なります。1台当たりの単価も高いので、店舗側も消費者が手を出しやすくするには値引きによるお得感を出すことが多くあります。また、目的物以外にも付属品も買い揃えることが多く、店舗側も値引きしやすくなります。消費者もそれをわかっており、それぞれのテクニックを使って値引き交渉を行おうとしますし、店舗側も消費者のテクニックをかわしながら高く売ろうとします。このあたりの駆け引きを楽しんでいる方も多いかと思います。では、いったいどのようなテクニックを使えば、値切って安く買うことができるのでしょうか。今回は、値切る方法/安く買う方法を考えていきます。

〇値切れる店
特に電化製品によくあることですが、値切ることが出来る店と出来ない店があります。値切ることが出来ない店は、いくら頑張っても安くなりません。家電量販店などは、それぞれがどちらなのかは大体決まっています。ですから、値切り交渉を何回かしてもまったくラチがあかない店は、さっさとあきらめましょう。

〇値切れる相手
値切れる店でも、値切れる相手と値切れない相手、値切れる相手でも人によって差があります。これは、どういうことでしょうか。まず、店舗側の人も、責任者、担当者、派遣社員、メーカ応援など様々な方がいらっしゃいます。それぞれが許されてる値引きの裁量がありますから、その裁量を越えての値切りは出来ません。基本的には、裁量が大きい人を狙うことが大切です。また、たとえ裁量が大きい人であっても、その日、その週、その月に多く売り上げている人は、もう値切らないかもしれません。ですから、値引きの裁量があって、かつ、その日に値切ってでも売り上げを上げたい人を選ぶのが重要です。

〇値切るタイミング
店舗や人にもよりますが、相手が売りたい時が最も値切りやすいタイミングです。ですので、売りたい時がいつかということです。例えば、セールを始めたけどあまり人気が出ていない店、年末年始や新学期が終わって客が閑散としてきたとき、月が始まって先ずは売り上げを確定したい時など、店舗や人によって理由はまちまちです。ですから、店舗や人を良く見て、値切り交渉が受け入れやすいタイミングかどうかを計っていきましょう。これを探るには、いろいろな時期に値切り交渉をしてみることでわかります。あるいは、いまはどんな時期なのかを聞いて探っても良いです。
また、微妙なタイミングというのもあります。店舗が設定したセール期間があった場合、それぞれセール期間の目標というのもあるでしょう。その目標を達成する前ならば値引きされやすいでしょうし、目標を達成してしまえば、値引きは渋くなります。セール期間であっても、タイミングによって結果は異なります。

次回に続きます。

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