アメリカンフットボール観戦のオススメ

今の日本におけるスポーツ観戦と言えば、プロ野球とサッカーJリーグが中心でしょう。プロ野球は、おおよそ3月から10月、サッカーJリーグは、おおよそ2月から12月がシーズンです。プロ野球は夏のスポーツですので、プレイするのも観戦するのも春~秋というのは日本の気候にマッチしています。一方、サッカーは本来は冬のスポーツであり、欧州リーグで8月から5月と冬真っただ中で行われますが、日本のサッカーJリーグは夏を挟んで行われる設定になっています。これは、プロスポーツなので観客が集まりやすい春~秋の方が都合が良い、また、北のスタジアムでは冬の雪のためにスタジアムを使用するのには経費がかかることが多いことが理由とされているようです。いずれにせよ、どちらのスポーツも夏から秋にかけて終盤になるので、優勝争いをしているチームやポストシーズンを争っているチームはさておき、それ以外のチームとしてはどうしても力の入り具合が下がってしまいます。そうなると、スポーツ観戦好きとしては、違うスポーツの方に興味が向いてしまいます。

秋から冬にかけての観戦に向くスポーツというのは、日本ではラグビーが挙げられます。日本のラグビーは、従来は大学ラグビーがメジャーでしたが、ワールドカップで日本が南アフリカを倒したスポール史上最大の番狂わせ効果もあり、社会人のトップリーグも人気が出てきました。ラグビーは、球技の中ではボディコンタクトが前提のスポーツであり迫力が有って私も好きなのですが、今回は、よく似たスポーツのアメリカンフットボールをオススメします。

アメリカンフットボールは、アメリカのスポーツということもあり、試合中にノリの良い音楽が流れたり、チアリーダーなどのよるセレモニーやハーフタイムがあり、華やかです。ですので、スポーツが得意でなくても雰囲気は十分楽しめます。

ゲームは、セットプレーが中心であり、1つのプレーがほぼ30秒以内に終わるので、メリハリが効いて観戦しやすくなっています。1つのプレーにおいて、攻撃と守備がはっきりしています。攻撃側は、ボールを持った選手が守備側からタックルを受けるまでボールを持って走るか、ボールを投げてキャッチした選手が守備側からタックルを受けるまでボールを持って走るかを行います。守備側はボールを持った選手をタックルして倒すことで攻撃を止めます。持って走るか、投げてから持って走るか、そしてそれをタックルで止めるかなので、ルールは複雑ですが、ボールだけを注目して見ていれば、ゲーム状況を理解しやすいスポーツです。また、防具が必要なほど激しいコンタクトを行うスポーツですので、醍醐味があります。野球やサッカーと異なり、何度でも選手が交代出来るので、インターバルをとって選手がリフレッシュして出てくると、また激しいプレーを行うことができます。これは、野球やサッカーやラグビーでは見られません。

観戦に適したスポーツなのに、逆に日本ではまだ他のスポーツほど人気では無いので、入場料もそれほど高価ではなくスタジアムも比較的空いています。大学も社会人(Xリーグ)もありますので、是非一度観戦してみてください。

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