東京観光:東京都江戸東京博物館

東京で有名な場所の一つに両国国技館があります。日本相撲協会が管理運営している施設で、大相撲の興行を行っています。大相撲は日本の国技と一般に呼ばれることが多いので、日本人であれば、一度見ておきたいものです。ちなみに、蛇足ですが、日本では法令や政令では国技を定めているものはないということですので、そういうことからすると大相撲は国技ではないのかもしれませんが、一般的には国技で通っているのではないかと思います。

ところで、両国国技館は、その名の通り両国にあります。両国では他にも色々と見学するところがありますが、その中でも東京都江戸東京博物館はなかなかオススメです。JRや都営地下鉄の両国駅の本当にすぐ近くにあるので、アクセスが大変便利です。そして、建物自体が非常に大きくて壮観ですし、また、入場券を買うエリアあたりもとても広く、東京に来ているのに非常にゆったりした気分になります。博物館に入るまでの気持ち良さという意味では、なかなかレベルが高いと思います。個人的には、博物館に入らずとも、敷地内をゆっくり歩くするだけでも価値があるように思います。入場券を買ってから展示エリアにいくのも長い空中エスカレーターにのっていくので気持ちが良いです。

常設展示エリアは、江戸の街並みを再現していますが、そのスケールの大きさで驚くのが、実物大で再現した日本橋です。屋外でもこの大きさの再現は難しいと思うのですが、それを屋内で作ったというのが素晴らしいです。逆に言えば、それだけ屋内が非常に広く高く作られており、広々とした感覚で見学することができます。それ以外にも、江戸の街並みを縮小して再現したジオラマ、実物大の江戸の町の民家を再現した模型などなど、多くの展示物があり、なかなか飽きません。

江戸の街並みの後には、明治以降の東京の歴史や街並み触れることができます。こちらにも多くの模型、資料、文化解説があるため、見ごたえたっぷりです。一族3世代くらいで行けばとても楽しむことが出来ると思います。もちろん、関東大震災や各戦争の展示もされているので、そういった意味での勉強や平和の尊さといったものの再認識も可能です。

江戸東京ということで、地域は限られた展示ですが、日本の首都の江戸東京ですから、そのまま江戸時代以降の日本の歴史を再度学んだり懐かしむことができます。入館する前は、30分くらいの見学かと思っていましたが、いやいやそんなことは無く、それなりのスピードで回ったとしても充分1時間はかかるボリュームですし、本当にゆっくり見学すれば、数時間はかかると思います。ですから、割と長めの滞在をスケジュールして見学されることをオススメします。