日本の粉物といえば、お好み焼き、たこ焼き、ですが、最近は、もんじゃ焼きをよく聞くようになってきました。もんじゃ焼きは、関西などでは以前は全く知られていなかったと思いますが、近頃では関西でももんじゃ焼きの店を見かけるようになりました。また、東京観光においては、月島のもんじゃ焼きというのが有名になっており、ガイドブックなどでもよく掲載されています。
インターネットなどで調べてみると、もんじゃ焼きは東京が発祥とされており、関東近郊で店があることが多いようです。ですが、東京の知り合いに聞いたり、東京のタクシーの運転手の方に聞いてみても、もんじゃ焼きを食べないという方は多いようです。特に年配の方などでは、若い子供たちに連れられて行くことはあるという程度で、新しいジャンルの食べ物という認識の方もいらっしゃるようです。また、大阪などでは、お好み焼きやたこ焼きを自宅で作って食べる家庭も多いですが、東京で自宅でもんじゃ焼きを作って食べるということはあまり少ないようです。私の知る範囲ではいらっしゃいませんでした。
そんな、もんじゃ焼きですが、東京観光の定番の月島は、東京に住んでいる方の不人気(?)とは別に、月島もんじゃストリートには80軒程度の店が並んでいます。東京駅からも20分もかからずに行けるので立地が良いです。また、ストリートはとても綺麗で、各お店も綺麗なところが多く、観光地としてしても気持ちよく歩くことが出来ます。多くの店がありますので、超人気店はさておき、どこかのお店には入れるという安心感もあります。
もんじゃ焼きといえば、お好み焼きに近い材料ですが、粉の比率が非常に低く、キャベツや具材をダシに溶かして糊状にして食べます。粉の比率が低いため、見た目とは違ってなかなかお腹がいっぱいになりません。また、ある程度焼いていくとコゲが出来るのですが、これをパリパリと食べていると、先のお腹がいっぱいにならない特性と合わせて、ちょっとしたお菓子、間食のような感覚で頂くことも出来ます。ですから、例えば、昼食には少し早い11時くらいに行ったとしても、意外に無理せずに食べることができます(ただ、全てのお店がいつも11時からやっているとは限りませんのでご注意を)。ですから、観光で少し早く東京についたならば、いきなり、月島に行って少し早い朝食をとるのも良いです。あまりお腹にこたえずに軽いので、観光の食事のスタートとしては最適です。
また、もんじゃ焼きには、本当に多くの種類があり店によって色々な創作がなされています。一般的な海鮮から、チーズや明太子やキムチなど、本当に多くの種類がありなかなか飽きません。是非とも一度行ってご賞味してみてくださいませ。