息子・娘へのアドバイス(25)

前回の記事に続き、これまでの人生経験に基づいて、次の時代もある程度予想しながら、順不同で子供たちへのアドバイスを書いていきます。

〇環境や立場に応じた自分を毎回確立しよう
園児や小学生や中学生や高校生の頃は、毎年、学年が変わり、それに応じて自分を変えていくということが必要でした。特に、幼稚園から小学校に入った時は親から離れて集団の中に一人で生活することが求められ、小学校から中学校に入った時は定期試験やクラブの中で競争社会で生きていくことを求められ、中学校から高校に入った時は、社会に出る前にどのように自分が生きていくのかを求められます。このように求められることが変わっていく中で、私たちは自分自身と求められることのギャップに悩み、なんとかそれを埋めようと努力して、そして色々な折り合いをつけながら、毎回自分を確立してきました。
ところが、社会人になると環境変化が少なくなり、あるいは、社会人になって自分は一人前になったと思うことにより、自分自身が変わっていかない人たちが多く出てきます。特に、会社員/サラリーマンにおいては、自分自身が変化しなくても、会社がある程度安定していれば、それなりに給与を貰い続けることができます。このような、安定したところで働いている場合は、自分を変化させずとも社会で生活できてしまいます。自らビジネスを運営されている方や職を変えている人はそういうことは少ないのですが、会社員/サラリーマンは変化が少ないためそのようになってしまいます。あるいは、主婦の方でも、生活に変化が少なければ、自分自身が変わることは少なくなってしまいます。
ところが、会社員/サラリーマンであっても、係長→課長→部長と昇進したり、あるいは、会社がビジネスの種類を変えた場合には、求められる人物像は変わってきます。主婦の方であっても、社会環境や住環境や親戚関係が変わった場合に、求められる人物像が変わることがあります。このような場合、得てして、自分自身が変わるのではなく、変わってしまった周りを批判したり、変われない自分をそのままにして殻に閉じこもることになりがちです。
こうなると、会社やコミニュティで孤立して、馴染めなくなってしまいます。精神的にも辛い日々をすごせばならなくなってしまいます。このような、環境変化というのは、学生の頃だけではなく、社会人になってもあるのですから、実は何歳になっても自分を変化させ、そのたびに自分を毎回確立させる必要があります。学生の頃のように悩み、そして、毎回折り合いをつけていくということが必要になるのです。いくつになっても、それが社会人の宿命と思って、互いに頑張っていきましょう。

次回に続きます。