息子・娘へのアドバイス(15)

前回の記事に続き、これまでの人生経験に基づいて、次の時代もある程度予想しながら、順不同で子供たちへのアドバイスを書いていきます。

〇身体の異変を感じたらすぐにケアしよう
長い人生、体調が良い時悪い時の両方があります。学生時代ならいざ知らず、社会人ともなれば、期限までにやらないといけないことも沢山ありますし、対人関係のストレスも多く有ります。そうなってくると、ともすれば、体調が悪いというのがデフォルトになり勝ちです。周りを見ると、ほとんどの人がそのような状態ですから、自分もそれでやっていけるのではと思い、ついつい頑張ってしまう方が多いのではないでしょうか。
ところで、体調が悪いのには2通りあり、徐々に悪くなっていくパターンと、急に悪くなるパターンがあります。これについては、どのように判断したら良いのでしょうか。私は医師でもありませんし、人によって身体は異なりますから一概には言えませんが、私の血のつながった子供であれば体調も似ている可能性があります。その前提で自分の血のつながった子供にアドバイスできるのは、急に体調が悪くなった場合は、速やかに対応すべきです。体調が急に悪くなった時は、そのまま一気に悪化してしまう可能性が高く、そうなる前に一刻でも早く病院に行くなどしてください。急に視界に異変を感じた、息苦しさがいつもと極端に違う、腹痛の場所がいつもと違う、などなどです。また、お医者さんにも、病気をきっちりと見極められる人と見極められない人が居るのは事実です。ですから、診療結果に納得が行かない場合は、納得するまで他のお医者さんをあたるということも必要かもしれません。
最近は、インターネットが普及していますので、健康に関する情報も多く得られます。また、症状別に予測される病気も検索することができます。もちろん、インターネットで素人が病気判断するのは良くないですし、当たる確率もそんなに高くありません。ですが、可能性がある病気を見ることにより、危険度についてある程度の目星をつけることはできます。また、関連しそうな病気を一通り調べておくことにより、心の準備ももちろんですが、家族や仕事に対する影響などもあらかじめ覚悟することができます。病気を予想して自分が不安になるだけでは、調べる意味はありません。病気を予想して、それに応じて必要な手段をあらかじめ講じておく、そういったことが重要なのです。
また、最近の病気には、治療法が複数ある場合があり、それについて患者が選択できる場合も多く有ります。こんな時、急にお医者さんから選択を迫られても判断できません。しかし、事前にある程度調べておけば、治療を早く始めることも可能になります。
このように、身体の異変、特に急な異変を感じることがあったなら、いち早く病院に行く、可能性がある病気を調べておく、などすることにより極端な悪化を防ぎ治療を早く開始することが出来ます。
なお、本記事は、医師の資格を持っていない私の個人的な考えであり、何も保証するものではありません。ゆっくりと症状が進行する病気もありますし、症状を自覚できない病気もあります。自己責任で対応ください。

次回に続きます。