息子・娘へのアドバイス(1)

〇はじめに
今回の記事シリーズでは、「息子・娘へのアドバイス」と題し、自分自身の経験から親の目線で子供たちに伝えたいことを順不同に書いていきます。
自分の経験は、時代、生きた場所と環境と出会った人、メディアなどで見聞したこと、そしてこれらから自分自身が感じたり考えたことで形成されていきます。言い換えると、経験は情報量×情報処理で形成されます。ですから、自分と子供たちが生きる時代・場所・環境・出会った場所が異なれば、そのまま伝えることはあまり意味がありません。また、昨今の情報量の莫大な飛躍から、自分たちよりも子供たちの方が圧倒的に情報量が多くなっています。自分の子供たちは、自分よりも20年後~40年後を生きていきますから、その未来を予想しながら書いていく必要があります。それらを考慮しながら、これから先を予想した、出来る範囲でのアドバイスになります。
もちろん、子供たちを見ていると自分よりも優れていることが多くあります。これは、時代の進歩に応じてシステム・しくみ・教育が進歩することにあります。ですから、自分の子供たちは自分よりも基本的に優れていると考えた方が良いでしょう。ですが、自分が子供たちよりも確実に優っているのは、主にその「立場」や「年齢」にならないと得られない経験でしょう。例えば、社会人の経験は学生では十分に出来ませんし、子供の立場で親の立場を経験することはなかなか難しいです。このような経験は、ひょっとしたら子供たちの役に立つのかもしれません。
息子・娘にアドバイスをする場合に、時代の変化をどのように読めば良いのでしょうか。2018年現在で予測すると、インターネットなどで世界中の情報がつながり、しくみ・システム・ルールなどが多くの世界で似たようなものになっていき、それが互いに複雑に絡み合って成長していくでしょう。普段は便利なんだけれども、不測の事態が合った場合のリカバーなどは、難しくなるでしょう。また、情報がどこにいても得ることが可能になるし世界中に発信が出来るので、ひと昔前にあったアメリカンドリームのようなことが、アメリカに居なくてもどこであっても実現可能になることでしょう。
一方、しくみ・システム・ルールが進むほど、それらに反発したり裏を書こうとする勢力も現れるというのが世の常です。また、しくみ・システム・ルールから一歩誤って外れてしまうと、そこから復活することが難しいということも考えられます。従って、今まで以上に用心して注意深く生きていくことも今後の社会でも必要になります。
このような予想に基づいて、次回以降の記事を書いていきます。なお、本ブログは、サラリーマン/会社員とその家族・関係者をテーマにしていますので、それに関連する内容が多めになるでしょう。