今シーズン(2018)開幕絶好調の埼玉西武ライオンズ、その本拠地が西武ドーム(メットライフドーム)です。
埼玉県所沢市の緑の真ん中にあります。丘を掘り下げて作られた球場のため、スタンド上段から球場に入り、そこから下りて座席に向かうことになります。多くの球場がスタンド中段あたりから入って、上段と下段に分かれることが多いので、少し変わっています。また、多くの球場は、最寄り駅の近くがバックネット付近ですが、西武ドームは最寄り駅の近くがバックスクリーン側となっていて逆です。ですので、他の球場がスタンドに入って始めてスタジアムを上下左右に見回すのに対し、西武ドームは入場してすぐにバックスクリーンの上の方から、スタジアム全景を見下ろすことになります。これは爽快です。
また、西武ドームは、当初は屋根のない球場でしたが、その後に屋根を増設した球場です。ところが、スタンドと屋根の間は柱だけで壁が無いため、横方向はオープンになっています。天井が開閉するドームは他にありますが、横方向がオープンのドーム球場は珍しくなっています。そのため、ドーム球場なのに場外ホームランが出ることがあります。
横方向がオープンなドーム球場のため、屋根がありながら、自然の緑が中から見えるので、屋根がある快適さと、オープン部分がある開放感と景観の良さ、この2つを重ねて持っています。また、西武ファンの応援が旗を振るスタイルのため、木々が風で揺れる訳ではないですが、球場にマッチしていて試合中も美しさを感じます。
ただし。都心からのアクセスは、あまり便利ではありません。池袋から、電車で30分以上かかりますし、乗り換えが必要なことが多いです。ただし、野球開催日には、西武池袋より臨時特急が出たり、横浜からだと試合開始に合わせて直通列車が運行されて乗り換えが全く必要ないなど、かなり利便性が上がっています。上手に列車を選べば、かなり快適に行けると思います。
なお、西武球場前駅から西武ドームはすぐの位置にあり、コンビニやスーパーは見当たりません。食事や飲み物を球場以外で買うのであれば、西武球場前駅に来るまでに買っておいた方が良いでしょう。
観戦にあたっての注意としては、通常の球場と異なり、ホームチームが三塁側、ビジターチームが一塁側と逆になっています。チケットを予約・購入する時は、注意が必要です。
今シーズンは、秋山選手、山川選手、浅村選手、源田選手、松井選手など、全国区の人気選手が沢山居ますので、観戦するのも楽しいと思います。