ビジネスマンが、上下スーツ+ネクタイではなく、ジャケットを着たりチノパンを履いたりネクタイをしないビジネスカジュアルというのも、かなり増えてきました。また、夏場になると、クールビズということでさらにカジュアル度が増し、最近はポロシャツというのも増えてきています。社内におけるビジネスカジュアルというのは、周りを日々見ながらカジュアル度を調整が出来ますが、社外に行くときや社内でも普段行かないエリアに行く際には、カジュアル度がわからないために困ることも多々あります。このような場合は、どのようにしていけば良いのでしょうか?
以前であれば、セーフティーファーストということで、フォーマルに近い方に振る方が多数居られました。上下スーツ+ネクタイで行けば、最悪は上着を脱いでネクタイを外せばビジネスカジュアルに近くなりました。しかし、かなりカジュアルに振っている業界や企業だと、例え上着を脱いでネクタイを外したとしても、まわりがポロシャツであったり場合によっては薄い色のジーンズだったりすると、浮いてしまうことになります。懇親の機会が有っても、溶け込みにくいかもしれません。最近は、どちらかというと、平均からフォーマルに振るよりもカジュアルに振った方が、周りの空気を読めてビジネス上手に見える場合もあります。ですので、平均よりもカジュアルを狙った格好をしていき、いざとなればジャケットなどを着ればフォーマル方向に戻すことが出来る、みたいなスタイルが良いように思います。
ただし、これは、業界の集まりや取引先に行く際に、一人で、あるいは部下と行く場合になります。上司と行くのであれば、上司よりもカジュアルになるわけにはいきませんし、逆に、自分はフォーマルであっても上司さえカジュアルであれば何の問題もありません。ですから、上司と出かける時は、フォーマル側に振るようにしましょう。
また、たまに、ビジネスカジュアルと銘打ってても、行ってみるとほぼフォーマルでネクタイをしていないだけというのもたまにあります。比較的クローズであったり限定的な集まりで、多いように思います。そういう場合は事前に情報を集めるなどして少し注意を払いましょう。
上記にかかわらず、意思をもってカジュアルにしたり、意思を持ってフォーマルにする場合もあります。くだけた格好をすることによってより近づきたいという想いを示すことが出来るかもしれませんし、きっちりとビジネスライクに改めてお付き合いしたいという想いを示すことが出来るかもしれません。他の人に合わせるだけではなく、相手にメッセージを与えることも可能です。有効に使いましょう。