東京六大学の開催球場として、あまりにも有名です。戦前は、プロ野球よりも大学野球の方が人気があり、プロ野球は使用することが出来ませんでした。アマチュア野球の聖地とされていました。戦後はプロ野球にも開放され、現在は東京ヤクルトスワローズの本拠地として用いられています。なお、2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催後に新球場が建設される構想があると報じられています。
既に、築90年以上であり、老朽化はいなめませんが、長く日本の野球の聖地である雰囲気は健在です。他の球場の多くがスタンドやフェンスが緑色を基調にしているのに対し、明治神宮野球場は青色を基調にしています。緑色よりも青色の方が若々しく感じますので、アマチュア野球を優先している雰囲気を感じやすくて良いのではと思います。事実、現在でも、東京ヤクルトスワローズよりも東京六大学野球と東都大学野球の方に優先権があるようです。
明治神宮野球場は、近くに、新国立競技場、秩父宮ラグビー場、そして、東京体育館があります。スポーツ好きの方でしたら、オールシーズン楽しめるエリアですので、行き方や食事の調達、前後の楽しみ方などをマスターしておいた方が良いでしょう。
最寄りの駅は幾つかあり、JR信濃町駅、JR千駄ヶ谷駅、都営大江戸線の国立競技場駅などからですと徒歩で10分少しかかりますが、東京メトロ銀座線の外苑前駅が、徒歩5分少々で行けるので便利です。地下鉄駅の出口から緩やかな登り坂になっています。道の両脇にコンビニエンスストアが2-3ありますが、それほど大きいわけでもないので、試合前はレジがかなり込み合います。また、スーパーやデパートも、道中には見当たりません。飲み物や食事などを持ち込む場合は、外苑前駅よりも前の駅で買っておいた方が良いでしょう。東京メトロ銀座線は、渋谷、新橋、銀座、上野、浅草などなどを通りますから、自分の好みの飲み物や食事を事前に買ってくるようにしましょう。なお、明治神宮野球場も、瓶や缶の持ち込みは禁止であって入り口で紙コップに移し替える必要がありますが、ペットボトルはそのまま持ち込むことが可能です。飲み物はペットボトル入りを買うと便利です。
もちろん、東京の中心部にありますので、上京してきた場合の観光には、どこに行くにも近くて便利です。若者の街の渋谷には、東京メトロで2分です。その他、浅草や銀座も東京メトロで一本ですし、パンダが生まれた上野も同じ路線です。東京の主要観光地のいくつかが手軽に回れますので、ご家族、恋人と出かけたり待ち合わせするのも良いと思います。