オリックス・バファローズ選手を応援:#31小谷野栄一選手

〇小谷野栄一選手
・背番号31
・東京都江戸川区出身
・2002年ドラフト5位
・内野手
・右投右打
・創価高 – 創価大 – 北海道日本ハムファイターズ-オリックス・バッファローズ

リトルシニアリーグで、松坂大輔選手とチームメイトでした。2018シーズンに中日で復活した松坂大輔選手とセ・パ交流戦で対戦した時に話題になりました。創価高校時代には甲子園に出場、創価大学時代にもベストナインに選出されたり日米大学野球選手権大会の日本代表になるなど大活躍しました。2002年に日本ハムファイターズからドラフト5位で指名されました。

プロでは、最初の3年間は一軍でレギュラーに定着することができず、4年目にはパニック障害を発症し、打席に立つことが出来ない場合もありました。しかし、闘病しながらもグランドに立ち続け、2007年からはレギュラーに定着、主に三塁手で活躍し、四番打者にも座るなどして大活躍、打点王、ゴールデングラブ賞なども獲得しました。2014年にFAでオリックス・バファローズに3年契約で入団しました。なお、2014年には、京セラドームのオリックス・バファローズ戦でホームランを放っています。

2015年、2016年は怪我が多く、試合出場が少なかったのですが、2017年は主に三塁手でレギュラーとして大活躍しました。36歳という年齢ながら、三塁手と一塁手を器用にこなし、勝負強いバッティングでチームを牽引しました。2017年で3年契約が終わりましたが、この活躍もあり、2018年も契約を更新しました。

打撃は、広角に放つことができ、かつ、勝負強さを備えています。また、ホームランや外野を越える打球もあり、魅力ある打席です。また、守備においても、三塁手と一塁手を器用にこなします。一時は、得点リード時の後半の守備固め内野布陣でも起用されていました。打撃においても守備においても、少し太めの身体を器用に使いこなして活躍する姿には愛着が持てます。オリックス・バファローズの内野手では、小谷野選手の打撃と守備を越える若手選手がなかなか出てこないのが現状であり、チームとしてもまだまだ小谷野選手に頼らざるを得ない状況です。

前述のとおり、小谷野選手はパニック障害を発症しており、2006年には吐き気で打席に立てないという体験をしています。それを、チームや家族など周りの協力もあって克服してきています。いまも完治していないということですが、同様の障害を持つ人に勇気を与えていることでしょう。今でも年に数回の死球を受けていますし、2018年の序盤には背中に四球を受けてバットを放り投げて怒る場面もありました。小谷野選手が死球を受ける場面を見るのは胸がつぶれる思いがします。それでも、打席に立ち続ける小谷野選手を応援し続けたいです。

小谷野選手も既に37歳のため、これからは1年1年が勝負になってきます。一日でも多くその姿を見たいと思っています。