単身赴任を始めるTIPS①(住居に求める条件)

最近はビジネス環境は変化が激しくなり、企業の業績も目まぐるしくアップダウンします。また、業績の拡大時は機会損失を出さないために一気に拡大し、業績が悪くなるとロスを減らすために素早く撤退することも必要です。特に広い地域で業務を行っている企業ですと、力を入れたり外したりする地域がしょっちゅう変わります。そのため、サラリーマン/会社員の転勤も必然的に多くなります。

ところが、会社として転勤は都合よいものであっても、サラリーマン/会社員にとっては必ずしもそうではありません。特に、お子様が小さい、親族で不安な方がいらっしゃる、配偶者も仕事をしている、などとなると、なかなか今の場所を離れるというのは難しいでしょう。そうなると、単身赴任を選択される方が多くなってきます。ですが、一人暮らしをしたことが無い方もいらっしゃいますし、また、昔は一人暮らしをしていたけれども何10年以上ブランクがあって勝手がよく分からない、ということもあるでしょう。という訳で、今回は単身赴任を始めるTIPSシリーズを書きます。

単身赴任を始めるにあたって、最初に決めないとならないのが、住むところですね。会社の寮や社宅を使うのであれば悩むこともかなり少なくなりますが、自分で決めないといけないのであれば、不動産会社と相談して決めることが多いと思います。

どうしても重要になってくるのが、通勤の便です。また、国内外の出張が多い方は、飛行機や新幹線などのアクセスも便利な方が良いでしょう。これについては、自分である程度目途を立てたエリアを不動産会社に連絡するか、あるいは、こちらから条件を伝えて探してもらうことになります。条件というのは、例えば、勤務先最寄り駅まで徒歩含めて1時間以内、新幹線駅のアクセスが30分、などどいった感じですね。不動産会社に探してもらう場合は、はっきり希望条件を言った方が探してもらい易いと思います。いっぽう、逆に希望が高すぎると、該当の物件が一つもないことになってしまいます。そこで、もし該当の物件が無い時には、条件をどれから緩和するかをあらかじめ決めておいて、順に緩和していきましょう。

もちろん、条件は場所だけではなく、家賃、間取り、家具電化製品の有無、環境(駅からの距離、買い物、・・・)など色々なものがあります。完全に自分の希望にマッチする物件は中々無いと思いますので、不動産会社と会話をしながら条件を変えて物件を探していきましょう。なお、最近はネットで住宅情報を調べることにより、大体の相場を事前に把握することが可能です。

なお、単身赴任が始まるのは、やはり4月などが多いと思いますが、4月は、新入学性や新入社員も新しい生活を始めますのでハイシーズンになります。このあたりになると、誰もが良い物件を求めて探しますので取り合いになります。ハイシーズンは、とにかく一日でも早く物件探しをスタートし、条件をすべて満たしていなくても近いのであれば、さっさと決めてしまうのも一つの手です。逆にローシーズンであれば、焦らずにゆっくりと探すことも可能です。

以上、物件探しは、条件の項目と優先順位の明確化をあらかじめ決めておいてどこで妥協するかということだと思います。

単身赴任を始めるTIPS、次回に続きます。