オリックス・バファローズの選手応援歌①

プロ野球では、中心選手・活躍選手になるとその選手専用の応援歌ができる場合があります。各球団とも色々なカラーがありますが、オリックス・バファローズの応援歌はかなり凝っていると思います。その選手専用のものもあれば、過去の選手の使いまわしもありますが、よく選手の特徴を言い当てていると思います。そんな応援歌を幾つか紹介します。

#1:中島宏之選手

 気勢(きせい) 漲(みなぎ)る
 火の構えから放つ
 総(すべ)て 攫(さら)う 其(そ)の一打
 今 見せつけてくれ

中島選手の応援歌ですが、いきなり読めない漢字・普段使わない漢字が多く覚える以前の難しさがあります。ですが、なかなか中島選手の特徴を言い当てていると思います。西武ライオンズの好打者としてキャプテンまでもこなしました。FAで大リーグにも挑戦、活躍こそできませんでしたが精神的にも更にタフになったと思います。オリックス・バファローズでは故障が多くなかなか西武ライオンズ時代のような成績は残せていませんが、若手の内野手がなかなか定着しないオリックス・バファローズにとってはまだまだ貴重な戦力であり、風格も一味違います。特にバットを高く掲げるフォームから広角に長打を打つことができるのが特徴であり、格好良いフォームで鋭い打球を放ちます。まさに、応援歌そのものの打撃を見せてくれます。

#3:安達了一選手

 猛(たけ)れ雄々(おお)しく行け
 本能の侭(まま)に
 気魄(きはく)出してここで今見せろ
 力振り絞れ

オリックス・バファローズでピカイチの守備力を魅せる遊撃手。身体能力が高く、捕球・送球が確実であり、守備で不安を感じさせることは全くありません。また、打撃もパワーがあり、芯にあたると気持ちの良い当たりをしますし、ホームランも打てます。しかしながら、打撃では淡白な印象を受けることも多く、あっさり凡退して帰ってくることも多いです。つまり、実力はあるのに「やる気あるのか?」と疑いたくなることもあるわけです。そんな安達選手には、まさに「しっかりしろ!」と言いたくなるわけで、この応援歌はまさにファンの想いを言い当てています。

#5:西野真弘選手

 動き回る元気
 誰にも負けない
 明日へと続く道を拓(ひら)け
 前だけ見て

小柄ながらパンチ力がある二塁手。2年目に大活躍したものの、最近は不調です。爽やかな印象を受ける選手であり、なんとか頑張って正二塁手として定着してほしいと思うのだが、まさにその気持ちを言い当てた応援歌です。なお、この応援歌は平野恵一選手の応援歌の流用で、ファンであった西野選手が希望したと言われています。また、背番号も平野恵一選手の5を継承しています。オリックス・バファローズは二塁手が固定できず多くの選手がレギュラーを争っていますが、まさに平野恵一選手のような欠かせぬ選手になってほしいです。

次回に続きます。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする