春になると、入園式や入学式が行われますし、プロ野球やJリーグも始まります。そうなると欲しくなるのがデジタルカメラです。特に、画質もそうなのですが倍率も欲しくなりますよね。入園式や入学式もそうですが、更にプロスポーツも観戦するとなると、倍率が欲しくなります。しかしながら、一眼レフで10倍を超える望遠ズームレンズだとお値段も重さもかなりのものになってしまいます。手軽に何枚も撮る使い方をするには辛い感じになります。
こんな時に良いのが、超望遠コンパクトデジカメです。画像センサーが一眼レフに比べて小さいので、さすがに多少画質が落ちますが、私のような素人が人物撮影するには十分の画質です。一方、画像センサーが小さい分、光学倍率を上げるには有利であり、一眼レフのレンズとほぼ同じ大きさのレンズで40倍以上のズームを軽く実現します。このコンパクトさと手軽さは、驚くべき違いです。
私が愛用しているのは、「Nikon COOLPIX B700」であり、光学60倍ズームを実現しています。同じニコンにP900という光学83倍ズームを実現したモデルがあるのですが、B700の60倍あれば野球場のホームベース裏から外野手の顔を狙ってもはっきりと捉えることができ、十分です。B700は重さも570g、値段も実売40,000円前後と、P900よりいずれも70%くらいのスペックであり、お手軽です。スポーツ観戦や旅行に持っていく際も、バッグに気軽に放り込むことができます。特に、カメラケースをわざわざ用意せず、裸のままで持ち歩いています。
コンパクトデジカメとはいえ、シャッタースピードのコントロールや連写機能などはもちろん備えていますから、プロ野球の投手が投げる瞬間や打者が打つ瞬間のボールをそのまま綺麗に捉えることができます。オートフォーカスも0.09秒なので実用上問題ありません。また、左右上下に可動する液晶モニターを備えているので、野球場の座席に普通に座ったまま上体を自然な感じにして選手を撮影することができます。
また、スマートフォンとBluetoothでつなぐことができるので、撮影した画像をそのまま転送することができます。特に、iPhoneにはSDカードスロットが無いので、iPhoneに画像を送るには便利です。野球場で撮影し、B700上で不要な画像を削除して、帰路のうちにスマートフォンに転送を終えるということが可能です。
なお、静止画以外にも、フルHDの4倍の動画撮影も可能です。
以上のように、スマートフォンでは倍率もシャッタースピードも足りなくて、逆に、一眼レフと望遠ズームレンズは光学だし持ち運びも大変という方には、超望遠コンパクトデジカメが向いていると思います。一度、店頭で触れられてみてはいかがでしょうか。