レビュー:せんねん灸の奇跡/煙のでないお灸にハマる!②

先の記事で書いた通り、通常のお灸はモグサを燃やすために煙が発生し、ニオイも出ることを書きました。これを大きく改善する製品として、せんねん灸株式会社・セネファ株式会社が製造・発売している「煙のでないお灸 せんねん灸の奇跡」という商品が出ていますので、これを紹介します。

なお、今回レポートする「せんねん灸シリーズ」は、正しく使えば私自身は安全性が高いと思いますが、それでも、やけどや火事などが発生する可能性があります。本記事は参考までにとどめていただき、実際は、製品の説明書を読んでから自己責任でご使用ください。

せんねん灸の奇跡のしくみ

通常のお灸はモグサを燃やしますが、「煙のでないお灸 せんねん灸の奇跡」はモグサを炭化してあります。よって、お灸の効果はそのままで煙もニオイもシャットアウトと謳っています。実際に使ってみると、確かに煙はほとんど感じません。一方、ニオイは通常のお灸に比べてかなり軽減されていますが、ニオイゼロというところまではいきません。ただ、部屋を換気するなどすれば、ほぼ気にならない程度に近づきます。

通常タイプのお灸「せんねん灸オフ」のモグサが燃えるのに比べると、炭化された「煙のでないお灸 せんねん灸の奇跡」の方が燃える方が速度が遅いので温熱効果を長く感じます。お灸に慣れてくると、温熱効果を長く感じたくなることが多いので、中級者~上級者には向いていると思います。

せんねん灸の奇跡の使い方

通常タイプのお灸「せんねん灸オフ」と同じです。台座のシールシートを剥がし、片方の人差し指に付けます。

この状態で、炭化したモグサの先にライターなどで火をつけます。

火がつけば、台座を持ち、好みのツボに置きます。台座にはシールがついているので、ずれたりせず、また多少傾いていても転がることはありません。添付の写真は、手にある合谷というツボに設置しています。炭が燃え切って暫くは温熱効果が続きます。温熱効果が無くなったら、台座をもって剥がして灰皿などに捨てます。もし、炭が燃えている途中で我慢できなくなったら、無理せずに台座を持って剥がしましょう。あまり、無理すると水泡ができたり、やけどの痕が残る場合がありますので注意が必要です。特に、女性などは、温熱効果が低い「ソフト」タイプを使用して、熱くて我慢できなくなればすぐに剥がした方が良いと思います。

せんねん灸の奇跡を設置するツボ

お灸で効果的なツボは、ネットで検索すると沢山でてきますので、そちらを参考にしていただければと思います。もちろん、せんねん灸株式会社・セネファ株式会社のホームページなどにも掲載されています。なお、自分一人でも出来る主なツボを紹介しておきます。

・合谷:手の甲側の親指と人差し指の付け根の骨が交わる直前のへこみにあります。効果の高い最強のツボとも言われます。目の疲れ、肩こり、風邪のひきはじめなど多くの症状に効果があるとされています。
・足三里:膝の皿の下の外側のくぼみから指4つ分下がったところにあります。全身の疲れをとったり、胃腸を整える働きがあるとされています。
・涌泉:足裏の土踏まずの上部の足の指を曲げるとへこむところにあります。体力や気力を高めて身体全体を元気にするとされています。不眠などにも効果があるとされています。

他にも、色々とありますので、皆さま研究していただければと思います。

せんねん灸の奇跡は現代の生活にあっている

お灸は昔から長く続く民間療法ですが、取り扱い易くて安全性が高くニオイも少ない「煙のでないお灸 せんねん灸の奇跡」は現代の生活にマッチしていると思います。皆さま、よろしければ一度トライされてみてはいかがでしょうか。

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