お灸といえば、どういうイメージをお持ちでしょうか?身体の上に枯れ草を乗せて火をつける、そこで熱いのを我慢する、やけどの痕が残る、部屋が煙臭くなる、といった感じでしょか。なんとなくハードルが高そうです。私もそういうイメージを持っていたのですが、「せんねん灸の奇跡」という商品にで出会って大きく変わりました。すっかりハマってしまったので、レポートします。
なお、今回レポートする「せんねん灸シリーズ」は、正しく使えば私自身は安全性が高いと思いますが、それでも、やけどや火事などが発生する可能性があります。本記事は参考までにとどめていただき、実際は、製品の説明書を読んでから自己責任でご使用ください。
お灸の種類
お灸とは、身体のツボなどに温熱刺激を与えることによって体調を整えていく伝統的な治療、民間療法です。最も伝統的と思われるのが透熱灸と呼ばれるもので、皮膚の上に直接モグサを小さくひねったものを乗せ、線香などで火をつけて焼き切るものです。米粒大の大きさであれば、熱さは短時間で比較的耐えやすいものです。
現在、最も一般的なお灸が台座灸(温筒灸、円筒灸)とよばれるものです。台座、または台座に穴をあけて空間を作った上に筒状のモグサを配置し、このモグサを焼き切ります。皮膚と燃えているモグサの間には、台座または空間があるので、台座や空間の厚さによって温熱刺激の強弱を変えることができます。
せんねん灸オフ
この写真は、せんねん灸株式会社・セネファ株式会社が製造・発売している「せんねん灸オフ ソフト灸 竹生島」です。台座灸(温筒灸、円筒灸)とよばれるものですが、その中でもソフトでおだやかな温熱が特長徴になっています。台座の下がシールになっており、上部のモグサに火をつけた後、シールの部分をツボがある皮膚に貼り付けることで温熱効果を得ることができます。最初に火をつける時から、皮膚に貼り付けた後まで、直接身体に火が触れることはありませんので、比較的安心して使うことができます。モグサが燃え切って、温熱効果が無くなってからゆっくりとシールを剥がして、灰皿等に捨てます。万一、途中で我慢できない熱さになった場合は、台座を持って身体から安全に剥がすことができます。
せんねん灸オフには、温熱効果が違うものが更に複数準備されています。また、台座がつながっており、ツボが近くにつながっている場合に複数お灸をするのに便利な製品も発売されています。
せんねん灸オフの問題点と改善
このように、せんねん灸オフのシリーズは、台座にシールがついているため、火をつけたりツボに設置するにはとても扱いやすく、また、色々な種類があるためにツボの場所によって最適なものを使い分けることができます。というわけで、自分が使う分には申し分ないのですが、お灸というのはモグサを燃やすわけですから、どうしても煙が発生してニオイが出ます。ここが数少ない欠点の一つになります。特に、マンションで家族などと住んでいる場合、冬で外気との換気をあまり行えない場合にはニオイを消すことが難しくなるので、ニオイに敏感な方がいらっしゃればブーイングを受ける羽目になります。
この問題解決に大きく近づくのが、同じく、せんねん灸株式会社・セネファ株式会社が製造・発売している「煙のでないお灸 せんねん灸の奇跡」という商品です。