東海道新幹線「のぞみ」の攻略③

これまでの攻略の記事は、どの席を選べば快適かについて書きました。今回は、どの車両(号車)を選べば良いかについて書きます。なお、本記事では、「のぞみ」について出張でよく利用されると思われる普通車指定席を中心に書いていきます。また、「のぞみ」で現在主流のN700を例に書きますが、列車によっては異なる場合がありますので、実際に乗車される際はよく確認してご利用ください。

「のぞみ」の車両ですが、通常は、1~3号車が自由席、4~7号車が普通車指定席、8~10号車がグリーン車、11号車~16号車が普通車指定席になっています。喫煙ルームは、3、7、10、15号車に設置されています。

「のぞみ」の喫煙は、座席でできるのではなく、デッキにある喫煙ルームで行うようになっています。従いまして、喫煙ルームがある車両であってもタバコの煙を直接吸うことはありません。しかし、喫煙者が通るとタバコの臭いがしますし、喫煙者が頻繁に通路を往復しますので、非喫煙者は喫煙ルーム付近の車両は避ける方が賢明です。

さて、出張者が多く乗る機会があるのは、普通車指定席です。では、普通車がある4~7号車、11~16号車は、どこを選べば良いのでしょうか。

まず、自由席3号車の隣にある4号車は、あまりお勧めできません。列車が空いている時は問題無いのですが、混んでくると自由席から人が溢れてくる場合があります。そうなると、指定席券を持っていても、なかなか落ち着きません。また、混雑度が高いと5号車にその影響が来る場合もあります。ですから、4、5号車は避けた方が無難でしょう。

そうなると、11~16号車が自由席から遠いので良さそうなのですが、新幹線の各駅では、改札口に向かうエスカレーターや階段、及び待合室などは中央付近にあります。ですから、14号車~16号車であれば列車に乗降するのにホーム上をかなり歩かないとなりません。

また、11号車には、お子様連れの方や車椅子の方に配慮した多目的室や車椅子対応座席があります。このような座席を必要とされる方がいらっしゃる場合には困らせることになってしまうので、出張者としては遠慮した方が良いでしょう。

これらを総合すると、6、12、13号車あたりがお勧めの号車ということになります。喫煙ルームが無く自由席に臨席していないので安心してゆっくり過ごせる、そして、中央に比較的近いので、改札口と車両の距離が近くて移動距離が少ないからです。

以上、新幹線の号車選びの際は、ご参考になさってみてください。

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