東海道新幹線「のぞみ」の攻略②

攻略①の記事では、主にA席~E席のどの席を選ぶかについて書きました。今回は、1つの車両に20列ある1番から20番の、どの列を選ぶかについて書きます(なお、車両によっては、席番は、13番までだったり、15番までだったりします)。なお、本記事では、「のぞみ」について出張でよく利用されると思われる普通車指定席を中心に書いていきます。また、「のぞみ」で現在主流のN700を例に書きますが、列車によっては異なる場合がありますので、実際に乗車される際はよく確認してご利用ください。

まず、1番、2番、、、の番号がどの順番で付与されているかです。これは、博多駅に向かって前が1番になっています。つまり、博多行きだと前が1番、東京行きだと前が20番ということです。これは、新幹線に乗る時に役立ちます。

例えば、東京発博多行きの「のぞみ」に乗る場合に、20番の指定席を持っているとします。車両の後の扉から乗るとすぐに指定席がありますが、車両の前の扉から乗ると車両の中を一番前から一番後ろまで移動する必要があります。混雑している時は特に移動が難しいので、事前に乗る扉をきっちりと選びましょう。

さて、ここからは、東京発博多行きを仮定します。前回の記事で、コンセントは窓側にあると書きましたが、実は先頭の列と最後の列には全てコンセントが備わっています。ですから、コンセントが必要にもかかわらず窓側席がとれなかった場合は、1番のB、C、D席、あるいは20番のB、C、D席などを目指しましょう。

ただし、進行方向の前の1番であればコンセントは目の前にありますが、後ろの20番などですと、席の後ろの壁に付いています。ですから、充電ケーブルにはある程度の長さが必要となりますので、注意して下さい。

さて、1番や20番などの車両の両端付近の席と、10番付近の車両の中央付近の席では、どちらが良いのでしょうか。

新幹線を降りた後に、次の在来線や私鉄などの乗り換え時間が少ない場合は、両端付近の方が有利です。ところが、それ以外の乗ってる間は、両端はあまり良くないかもしれません。

といいますのも、他の乗客の方がお手洗いに行かれる場合などに、車両の両端にある席の近くの自動扉が頻繁に開閉するからです。雑音もしますし、冬は寒い風が入ってきますので落ち着きません。また、車両がとても混雑していて、デッキにも乗客が溢れている場合は、自動扉が感知して扉が開けっ放しになりますので、良くありません。

また、車両の後ろの20番などの席では、席と壁の間に他の乗客が大きな荷物を入れて置いてある場合があります。特に大きな荷物だと座席を後ろに倒せない場合もあります。

このようなことから、特にコンセントが必要な場合を除くと、両端の席付近は避けた方が良いでしょう。乗り降りの手間もありますので、3番~6番といったところが良いと思います。

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