以前、ビジネスバッグについての記事を書いたことがあります。そこで、アタッシュケースについて少し触れてみましたが、実際のところ使っている方は少ないようです。ところで、このアタッシュケースは結構使い勝手が良いので、私はビジネスで多用しています。ですので、今回はアタッシュケースについて少し詳しく紹介いたします。
アタッシュケースで一番有名なものは、ZERO HALLIBURTONでしょう。アポロ11号が月から石を持ち帰る際に使ったのが、ZERO HALLIBURTONのアタッシュケースだったのです。アルミやポリカーボネートの素材を使っています。次に有名なのは、RIMOWAです。RIMOWAはスーツケースの方が有名で、空港などでもよく見かけますが、アタッシュケースも出しています。
写真は、RIMOWAのポリカーボネート製のアタッシュケースです。ナイロン製バッグと違って自立できること、そして、開ける時には横にすることが特徴です。
アルミやポリカーボネートのアタッシュケースを自立して置けるのは、通勤や出張はもちろん、レストラン等で床に置く際に気兼ねなくおけるので便利です。場所をとりませんし、床が汚れたり上から何か液体がかかっても、拭くだけですぐに綺麗になります。ナイロン製バッグだとなかなかそうはいきません。また、荷物を預けて手荒に扱われても、中の書類やPCへの影響がほとんどありません。
開ける時に横にすることについては、一つのデメリットと沢山のメリットがあります。その一つのデメリットとは、自分が立っている時に、アタッシュケースを開いて物を出すというのが困難であるということです。片手で一方の側面を下から持ち上げ、もう一方の側面を上にして開けるという、下側の手のバランス・腕力に頼った方法になるので、ちょっと難しいです。
一方、それ以外のメリットは多いです。通常のナイロンバッグは、縦置きして上からバッグの中を覗くので、中身を探すのが困難です。一方、アタッシュケースは、基本的には机の上に横に置いて開けるという形になるので、ほとんどの荷物を上から見ることができるので探しやすいです。出張先でも、荷物をアタッシュケースから出さなくても、蓋をあければどこに何があるかわかります。
また、通常のナイロンバッグは、縦置きして上から荷物を入れていくので、下から上まで荷物を完全に充填して入れるのが難しくなります。下は詰まりますが上は空いている状態になります。一方、アタッシュケースでは、これが最大のメリットだと思いますが、横にした状態で荷物をまんべんなく詰め切って、上から蓋を閉めて固定することができるので、荷物を隅から隅まで充填することができます。外形サイズが同じであれば、ナイロンバッグよりもアタッシュケースの方が1.5倍以上は荷物をつめれるのではと思います。これは出張時にはとても有利です。
また、電車通勤などで席に座れた時に、膝の上にアタッシュケースを置けば、中からパソコンをすぐに取り出せますし、そのままアタッシュケースを机にして、上においてパソコン作業が可能です。
以上のように、見た目は扱いにくそうですが、実は使い勝手がとても良いです。また、重量ですが、ポリカーボネート製は軽量ですし、場合によってはしっかりしたナイロンバッグの方が多い場合もあります。アルミ製でも軽いものがけっこうあります。
皆様も、機会があればお試しくださいませ。