海外出張での荷物を減らす方法として、前回は最もかさばる衣類について書きました。今回は、その次にかさばる電気製品関連について書いていきます。
海外出張で必要な電気製品といいますと、パソコン、スマートフォン、ワイファイ、充電器、通信ケーブル、コンセント変換プラグ、電気シェーバー、あたりでしょうか。
まず、パソコン、スマートフォンですが、これは会社から支給されるもの、普段から使っているものを持って行くのであれば選択の余地がありません。ただ、最近はクラウドの時代ですので、パソコンによる資料作成やパソコンでしか操作できないシステムを使わず、タブレットやスマートフォンでメール処理したり資料を見たりするだけですむなら、パソコンは不要になります。パソコンの有無は、電源やケーブル類の有無も含めて荷物量に大きく影響しますので、出来れば持っていきたく無いです。ただ、急な資料修正や上司から作業を頼まれることもあるでしょうから、若いうちは持って行った方が良いですね。
次に、ワイファイです。海外出張では今やレンタル必須ですね。ワイファイ本体そのものは小さいですが、実はレンタルされる場合のケースがやたら大きいのが無駄です。また、充電器もスマートフォンと共通の場合が多いです。これらは空港で借りるとどうしようもないので、事前に宅配で自宅に送ってもらい、本体と必要なものだけ荷物に詰めるのが正解だと思います。
充電器、通信ケーブル、コンセント変換プラグですが、パソコン用にしてもスマートフォン用にしても、電気量販店やネットで探すと軽いもの小さいものが売られています。また、スマートフォンやワイファイは充電器もケーブルも共通のものが多いですから、同時充電・同時接続が必要な数量を持って行くようにしましょう。コンセント変換プラグは、以前は箱型の大きいものが多かったのですが、最近は3つの小さいプラグを組み合わせてほとんどの国で使えるタイプのものが主流になっています。2~3持って行ってもかさばらなくなっています。
最後に、少し毛色は違いますが、電気シェーバーです。最近の電気シェーバーは多機能で便利になっていますが、その分、本体が大きくなったり、充電器やアダプターが大きくなっていますので出張に向いていません。どうしても電気シェーバーが良いのであれば、小型で乾電池式の旅行用電気シェーバーにしましょう。もし、旅行用の電気シェーバーの性能に満足できないのであれば、T字カミソリが良いと思います。ジレット、シック、貝印などの少し高性能のものならば、かなりよく剃れます。しかも、電気シェーバーよりも軽く容積もとりません。
以上、電気製品は容量もさることながら重量にも効きますので、よく考えて持って行くものを選びましょう。