最近は、IT化デジタル化ペーパーレス化が進んだため、資料を作成するのはパソコン、資料のやり取りは電子データが中心になってきました。ですから、長い時間机に向かって筆記用具で仕事をするということはめっきり少なくなってしまいました。逆に用途が限られてきますので、その用途に合った筆記用具を使っているとなかなかお洒落だと思います。
筆記用具を使うシーンが結構あるのが、会議に出席してそこで配布された書類にマークをつけたりコメントを記入する時ではないでしょうか。この場合、もともと書類に記載されている文字や図表に負けずに目立つマークをすることができて、しかもコメントをそれなりに記載できる必要があります。要は、それなりに目立つけども、文章をある程度の長さで書いても不自然ではないということです。色ですが、黒だと資料の文字や図表に負けてしまい、赤だと文章を長く書くと逆に資料よりコメントが目立ってしまいます。よって、私は青、紺を好んで使っています。また、ぺんの太さは0.4mm以下は細いと思うので、0.5mm~0.7mmあたりがマークを打つ時も文章を書く時も両立して使えると思います。また、油性ボールペンよりも水性ローラボールの方が、書きやすいし色が若干薄めなので、私は好んでつかっています。なお、最近は、こすると消えるフリクションという製品が出ています。書き味が水性に近く、また間違っても消せるので、資料にマークを入れたりコメントを記入するにはとてもふさわしいと思います。売れているものわかります。ただ、現時点ではインクの減りが早いように思いますので、これが改善されれば文句ないかと思います。
書類にサインするときは何が良いでしょう。契約書にサインするというのは役職の上の方になってからですが、日常の覚書やセミナー参加の時の氏名記載など、たまにあります。活字で印刷された文字列の横にサインするのは目立ちますし、セミナー参加者の時の氏名記載は、両隣に他の人が記載しているので比較されます。この場合、私は万年筆が良いと思っています。万年筆は筆跡が均一でなく場所によって濃さが変化するので、上手に見える気がします。ただ、扱いが雑だとインク漏れをしたりする場合もあるので、注意が必要です。
なお、契約の場でお客様に筆記具をお貸しする場合があります。この場合、安いボールペンだとお客様もあまり良い気がしませんし、筆記具にこだわりある人だと受け取りもしないかもしれません。モンブランのボールペンなどビジネスマンとして1本くらい持っていても良いように思います。自分が使う場合でも書きやすいですし、丁寧に仕事しようと思ったりします。
なお、少し違った使い方ですが、お客様にプレゼンテーションしたり、資料で見ていただきたいところを示す場合に、良い筆記具で指されると気持ちよく感じたりします。意外に商談がうまくいくかもしれません。