困ったときは皆に中身を見えるようにしよう!

あなたが新入社員ならば、仕事で困ったことがおきると、上司や先輩の方から様子を探ってきて助けてくれるでしょう。あなたが若手社員であって、まだそれほど難しい仕事を与えられていない場合は、上司や先輩に相談すると解決方法を教えてくれたり、あるいはあなたに代わって解決してくれることもあるでしょう。しかしながら、難しい仕事、あるいはその部署にとって新しい仕事をあなたがやっているのであれば、上司や先輩が助けるというのはそれほど容易いものではありません。

というのも、難しい仕事や新しい仕事なのですから、担当しているあなたが困っていてもそれは当然でしょうし、上司や先輩が助けようにも内容はすぐには分からないでしょうし、分かったところで解決する実力がないかもしれません。ですから、上司や先輩があなたを積極的に助けようということはなかなか起こりません。場合によっては、そのような仕事を任されているあなたに嫉妬していたり、失敗して欲しいと思っているかもしれません。このような場合は、どうしたら良いでしょうか。

本当にあなたが行き詰っていて自力では解決できないのであれば、会社としては放っておくと困ります。その為には、誰かに助けてもらうしかありません。そこでまず大切なことは、仕事の中身をわかりやすく説明できるようにすることです。仕事の背景、問題の内容、これまで自分がとってきた方法とその結果、そして、これからあなたがやろうとしていること等です。分かりやすく事細かく説明することで、多くの人の知見やアイディアをもらいやすくなります。仕事に行き詰っている時には、それを打開する方法を探すわけですから、上司や先輩だけではなく、所長、部長、隣の部署の大先輩、場合によっては物知りな後輩など誰がヒントを与えてくれるかはわかりません。そのためにも中身をわかりやすく経緯も含めて説明することが大切なのです。

会社の出来る限りの人の意見を求めても解決しない仕事というのは、そうそうはありません。逆に、会社の出来る限りの人の意見を求めても解決しない仕事というのは、誰がやっても出来ないものということですから、それは恥ずかしいことではありません。上司にハッキリ言って、その仕事は無理だとあきらめてもらいましょう。要は、仕事に行き詰ったときは、その状況を色んな人に詳しく説明して解決の相談にのってもらう。それで多くのことが解決しますし、それで解決できない時は多分誰がやっても無理な仕事なのです。

ちなみに、私の経験では、仕事が行き詰ったときに解決のアイディアをくれるのは、同じ職場の上司や先輩ではなく、隣の職場の上司や先輩であることが多いです。それは、職場が違えば仕事の進め方が違うので、新しい視点で問題を見てくれるからかもしれません。