人を増やすにはどうしたら良い?

成長している組織、業容拡大している組織だと、慢性的に人手不足になってしまいます。また、あなたやあなたの周りが優秀であれば、責任者や上司も期待して、色々な仕事を依頼してくるでしょう。重要な仕事はもちろん、ちょっとした仕事でも、あなたなら出来ると思って依頼してくるものです。このちょっとした仕事もけっこう曲者でして、きっちりやろうとすると意外に時間がかかったりします。 このような場合、あなたらどうしますか?きっと、無駄を排除し、工夫をして効率化を行い、それでも足らなければ残業でカバーをしようとするでしょう。

それでも仕事がこなせないことは、よくあります。あなただけなら、仕事量をうまくコントロールすることも出来るかもしれませんが、後輩や部下が真面目に頑張っているのであれば、潰したり、後ろ向きにさせることも出来ません。やはり、ここは上司や責任者に行って、人を増やしてもらいところです。そうすれば、後輩や部下の士気も上がることでしょう。

ところが、この「人を増やす」とうのは、なかなか難しいものです。上司や責任者があなたのことを認めていたとしても、他の部署からも同じように人を増やして欲しいと言われているはずです。また、あなたの部署より他の部署が仕事を出来ていないにしても、例えば他の部署のメンバーのレベルが劣っているのであれば、それを差し置いてあなたの部署に人をまわすというのもなかなか難しいものです。では、どうしたら良いでしょうか?

実は、ひとつ良い方法があります。いま、あなたの会社で取り組もうとしている新しい大きなテーマはありませんか?または、新しい大きな問題が発生したのだけど、まだだれも取り組んでいないテーマってありませんか?もし、そういう大きいテーマがあるのであれば、あなたやあなたの部署でやるように立候補してみてはいかがでしょう。そのテーマは、もともとあなたの部署で担当していないものであっても構いません。そして、それを引き受ける代わりに、相当する人を増やしてもらうのです。つまり、仕事と人を同時に増やしてもらうのです。

大きい注目された新しいテーマをするということは、上司や責任者を含めて会社として増員する十分な理由になります。また、他の部署の人たちも納得します。あなたやあなたの部署にとっても、人が増えたことにより、適材適所の配置や更なる効率化の工夫が可能になります。つまり、仕事は2倍になっても、かかる人員は1.5倍で済ませることができるかもしれません。人が多くなれば、色々な手を打つことができるものです。仕事が増えるデメリットよりも、人が増えるメリットの方が大きくなります。もちろん、仕事が増えるので、成果が増えます。1つの仕事で成果が出なくても、もう1つの仕事で成果が出れば、評価が下がることも防げるかもしれません。

いかがでしょう?仕事が多くて人が足りないときは、逆に更に皆が注目する仕事を取ってきて、それによって人を増やしてみませんか。